溶ける

ピー君がうれしそうに
「友達と髪を切ってきたんだよねー
1000円カットで!」
と言って切った髪型を
見せてくれました。

いつもは嫁ハンに散髪をお願いするとき、
かなり細かく、こだわりを持って
切ってもらっているから、
若干面倒くさい男だなと
思う部分があったのですが、
そんなこだわりはどこへ行ったのか、
いいんだか悪いんだかわからない
髪型を見せられて、ただただ
うれしそうな顔が印象的でした。

何がうれしいのかって、
友達と一緒に床屋に行ったこと、
その友達が野球部で
坊主にしてたこと、
そこで一緒に散髪したこと
全部がうれしかったんだろうなと。

とくに、若いうちって、
狭いマイワールドの中で
物事を見てしまいがちですが、
自分の外のものに触れて
染められて、自分の中の基準が
溶けそうになったとき、
溶けてしまったときに得る
喜びってあるよなぁと
ピー君を見ていて思いました。

僕なんかは45歳になるっていうのに
未だにその感覚はあって
影響をうけたり、自分の中の
基準が溶けていくことに
喜びを感じます。

だから、ピー君のその笑顔がみれて
こちらもうれしくなりました。

ピー君にはもっと世の中に
染められて欲しいし、
僕も負けてられないくらい
染められたいし、
そろそろ誰かを染めてみたい
気持ちも ある!

今日も来てくれてありがとうございます。暑さで溶けてしまいそうですが、暑さを理由に家の中で仕事をするなんて、なんて傲慢な働き方なのでしょう!!そんな働き方は溶けてしまえばいい!!!と思う。

24/07/24