あの日 あのとき

「あの日 あのとき あの番組」という
深夜番組を観ました。

内容はトルシエ監督時代の
若きサッカー日本代表のロッカールームの
様子を取り上げた過去の特番でした。

オリンピック予選という大事な試合で、
前半思うようなサッカーができなかった
日本は大胆なポジションチェンジをして
それまで司令塔だった中田をフォワードに、
そして中村を司令塔にしました。

すると相手チームはすぐにポジション変更で
対応してきたので、それを見てトルシエは
フォワードの選手を加えて、中田を司令塔に戻し、
さらに中村を守備的なポジションに変更しました。

すると、日本の戦略に翻弄された相手チームは
マークすべき選手を見失います。

瞬く間に同点、逆点した日本。
その逆転弾をアシストしたのは初めての
守備的ポジションを経験した中村選手でした。

さらに、最後の見せ場、フリーキック、
客席から中田コールがおこる中で
中村選手がゴールの左隅にシュートを決めて
ヒーローインタビューで涙を流した姿が
とても印象的でした。

新しいチャレンジの中で才能を開花させた
中村選手。

あの当時、僕もこの試合を観ていたはずなのに、
改めて見ると、当時では気づけるはずもなかった視点で
その映像を見ることができて、
今ではレジェンドのような選手たちの
ブレイクスルーの瞬間は
とても勇気づけられるものでした。

100個やっても1個も手ごたえがない、
と思う日々が長いこと続いている僕ですが、
いつかブレイクスルーの瞬間がくるんだと、
その姿を思い浮かべながら頑張ろうと思います。

「あの日 あのとき」と思えるように。

今日も来てくれてありがとうございます。40歳になる前にスランプを抜けたいな。

18/05/24