~風は自分で創れる~

 

おはようございます。
雨が降って涼しくなりましたね。
路面がぬれている日は走行に気をつけてね。

昔から雨が降ったら座学と相場は決まってますので、
今日もおつきあいいただけたら幸いです。
これからロードを始める人にまず
必要なアイテムとなるのは写真にも載せました、そう!
息子?いやいや、やや右下に小さく置かれた
小道具「アーレンキー」と言うものです。

サイズ違いのロッカクと+-ドライバーが
コンパクトにまとまっています。

ロードやクロスはこの道具一つあれば調節が可能です。
ロードならハンドルの上下角度、
そしてそして!なにより、
どの自転車でも(ママチャリでも)しっかり調節してほしいのが
「サドル」の高さです!

ここをきちんと体に合わせるだけでスピードがグンと出ます。
上り坂もらくちんちん。
そして長い距離でも疲れなくなります。

じゃあ最適な高さとは?

すべてに共通する基準。
それは、踏み込んでのびた足がほんの軽く曲がってるくらい。
のびきっていても駄目。
ずばり感覚でいうと階段を上がるときの足の伸びぐらい。
そうするとたいがい、停止したときに両足のつま先だけ
地面に触れるぐらいになるはずです。

ちょっと不安定だなと思ったら
軽く左右どちらかに体を傾ければ片足がぴったり地面につきます。

もう片方の足はサドルに。
なんだか背筋が伸びた気になりませんか。

そうなんです、
適正な調節をされた自転車に乗ると姿勢がよくなります。
端から見るととてもかっこいい!

サドルを低くしてがに股でこいでいる
おじさんや高校生なんか見たことないですか?
あれかっこわるいですよね。

自転車乗るのが楽しくなってきたら
こういうものを付けちゃうとよりらくちんになります。
その名もハーフクリップ!これもどんな自転車にも大概付けられます。
詳細はこちら

いろんなメーカーがありますがこれぐらい安いので十分です。
つま先がすっぽり収まるので踏み込んだときだけじゃなく
足を引き上げるときもクランクが廻るので疲れも半減しますよ。

きちんと整備すればどんな自転車だって風を感じることが出来ます。
それを見事に表現している漫画がありますので
最後にその一節を抜粋します。

   全身に風をあびる
   この風は私の脚力が創り出しているものだ

   ガソリンも電気も使わず(中略)
   私自身が原動力になる

   どこまでもまっすぐ・・・・・・

   まっすぐ・・・・・・

   私は今 純粋に私だけの力で
   私が本来持つ移動速度を凌駕している

   (山下和美「天才柳沢教授の生活」文庫サイズ8巻第131話「風を創る」より)

よりよいサイクリングライフをヤッホーの鼻歌にのせて。

リタノフ宗村

11/08/24