バカの壁

「これが正しい」「あたりまえだ」と
思い込むことは思考停止である。

社会や組織、自分の所属する集団だけの意見を
盲信し正しいと思い込み、
それらを鵜呑みにするのはバカのすることだ。

養老孟司さんのベストセラー「バカの壁」より。

これは、この言葉に出会う前から
抱いていた感覚だったので
すごく頷けたのだけれど、
多様化する情報化社会の中で、
バカであることは、
必要な手段なのではないかとも
思っています。

このサイトも、おはよう学級も
はじまりはいつも「バカ」でした。

思い込み。
マイブーム。

思考停止しないとアウトプットできない。
埋もれてしまう。

耳をふさいで歌わない限り、
いつの間にか模倣している、
右へ倣えのコピー&ペースト。
そんな社会なのだと思うのです。

すでにまわっている歯車が
間違った回転をしているとしても
突っ走ってみること。

「泥船に乗ったつもりプレイ」は
とくに若い人には、(僕もまだまだ若いですが)
トライしてもらいたいと思うけどなぁ。

理想と現実の間にあるギャップ、
問題を解決するためには、
いったん鵜呑みにすることは
とても大切なことだと思うのです。

「やりたいこと」が優先されていて、
社会的なプレーが除外されてしまっている
最近の若い子(自分も含め)は
草むしりをして
虫の観察をしてみたらよいと思います。

歯車プレー、
組織プレイ、
そのうえでのイニシアティブ。
トランスフォーミング増殖因子ですな。

今日も来てくれてありがとうございます。就職したての頃は、僕たちより上の世代の尻拭きだなんて言われていた僕らですが、今では年下の子の尻拭きもやるっていうね。まさに中間管理職世代。頭をフル活用しよう。

16/10/19