~お祭り~

 

昨年の夏、
無職だった夏。

いろんなことを思って、
いろんなことを考えました。

なぜかって震災後の初めての夏。
お祭りが自粛した夏でもありました。

そして今年。
お祭りに呼ばれている?かのように
フジロックに、オリンピックに、
近所のお祭りに夢中になる僕、
そしてたくさんの人たち。

僕は今年ほどお祭りに夢中になっていることは
ありません。

震災をうけて、僕の中で
はっきりとしたことなのかもしれません。

お祭りの大切さ。

そしてお祭りは一方向じゃない
いろんな人の想いや生き方がつまっているのを
感じるんです。

一番上の写真がそれを物語っています。

左から燕市長さんの姿が見えます。
まだ、50代と若い市長さん。
「お祭りで盛り上げよう」というスピーチ、
なんだかぐっときました。

真ん中に写るのはそれぞれの地区のお神輿、
そして自分の地区のこどもたちのダンスに視線を送る人たち。
その先頭にいる女性。
この女性泣いているんです。

この日のために、ダンスを指導してきたり、
大変だったのだろうなぁ、
と、そのドラマを想像しました。

この写真。
足の不自由なお母さんが、赤ちゃんを抱いて、
おばあちゃんを連れて踊り場に乗り出してきました。
「あそこにうちの子が」
お母さんもおばあちゃんも笑顔で、
そしてだれもそれを注意していませんでした。

「○○君、かっこいいよね」
自分たちの番を終えて、他の地区の男子たちの踊りに視線をおくる
少女たちのまなざし。
なんだかうらやましく思いました。

祭りには「ともにいきる」世界がつまっている。
もとをいえば、何かをはじめることは
お祭りの始まりともいえると思うんです。

非難してしまえばそれまでになってしまうけれど、
はじまったお祭りにはいろいろなドラマがある。

だからお祭りを続けよう。
はじめよう。

もうすぐ二年目を迎えるおはよう学級も
一つのお祭りとして、
続けていこうと思います。

夏はまだまだこれからです。
お祭りにでかけよう!

(続きます)

12/08/01