去年の夏
僕はひと夏の恋をしました。
10年近く続けた仕事を辞め、
そして3ヶ月間の無職を経験しました。
なぜそのタイミングだったのか、
震災後、一気に膨らんだたまりにたまった想いや、
仕事のこと、未来のこと、
理由はいろいろあったのだろうけど、
ひと夏の恋のようなものです。
そのことで、
嫁ハンや子供たち、
特に嫁ハンのご両親、
家族のみんなに迷惑をかけました。
写真はちょうどその頃のものです。
今、いろいろと関心を持っている
パーマカルチャーで感じることも
昨年僕は一人で考えていました。
そして生まれたのが
おはよう学級です。
これと同じように、
最近知り合った人たちが
ひと夏の恋におちました。
9月から東京を離れ
静岡で生活をはじめる人。
仕事を辞めて
新たな生活を始める人。
期待の半面
どこか不安そうな彼らの顔を見ていると
僕は去年の夏を思い出すんです。
そして他人事のように思えず、
身を乗り出してしまうんです。
応援したくなるっていうよりも、
励ましあいたくなるんです。
「ともにいきよう」って。
ひと夏の恋。
結果その恋は実ったのかといわれると、
まだ僕はその恋の中にいます。
(続きます)
12/08/05