~無人販売~

 

世田谷区で高い放射線が計測されたとか話題になっていますが、
安全の基準がぐらぐらと不安定になってきて、
その中で、どう生きるかって、すごく難しい世の中になっているのかな、、
なんて思ってしまいます。

何ができることなのかがわかりません。

っといっても僕たちには
それまであった安全の基準の上で進んでいた生活というものがあります。
これでよいのかと、常に不安ではありますが、
日常を過ごしていくんです。

そんな日常で少しずつ自分が良いと思うものを取り入れていこう。
そんな想いがこのおはよう学級をはじめたきっかけでもありました。

さて、自分が良いと思うもののお話。

先日、1年ぶりくらいにタマちゃんも連れて家族そろって
自転車にのって吉祥寺へ行ってきたのですが、
都心ではあまり見られないと思いますが、
武蔵野市や西東京市には多くある「無人販売店」。

よく訪れる無人販売店に立ち寄り、
久しぶりに嫁ハンがそこでお花を買いました。

ここはいつもかわいらしいお花が置いてあるんです。

余談ですが、このお店の前でおじいちゃんが倒れていたので
手を貸したことがあって、
それをPちゃんがずーっと覚えていてくれているので
我が家としては思い出深い無人販売店なのです。

話をもどしますが、無人販売店って僕は馴染みがなかったんです。
なので、衝撃的でした。
3.11の震災後に海外から評価された日本人のモラル。
この無人販売店でもそれを目の当たりにすることができます。

しかも僕らが訪れたこの無人販売店は
民家の入り口で行っているもので、
お店といったものではなくて、
自分の道楽としてやっているという捉え方が正しいのかな?
他の畑の近くにある無人販売店も
余ったから置き売りをする、
というように受けとめています。

この「ある人がない人に分配する」構造、
循環する世界にすごく憧れるなぁ。
ちゃんと対価としてお金が動いている。

100円とかですよ。
野菜もスーパーで買うよりも安いものもあるし、
何より、「気持ち」がやりとりされているような感じがあります。

このシンプルな仕組みがすべてに適応されたら
どんな社会になるんだろう。
そんなことを考えたいたら、すごくポジティブな気分になれました。

さて、おはよう学級では
この無人販売店の仕組みを是非とも取り入れたいと思い
日々精進しているのですが、
どうでしょう。

これで良いのかと自問しながらも
「気持ち」をそっと並べてあります。

ときにいただく、皆様からのメッセージが
この上ない励みとなっています。

それが対価として「気持ち」をいただいております。

よりよい無人販売店を目指して
今後ともおはよう学級をよろしくお願い致します。

(続きます)

11/10/15