感動の再会もつかのま、
「前にもう一人、おれ、抜かなくちゃ、、」
すごいスピードだったのにも関わらず、息切れの仕方がプロっぽい!
っと思わず感じてしまうほど、
冷静に走ることに意識を向ける小澤選手。
この人たちっていったい!?(笑)
もちろん、やっと合流できたことと、これまでの走行距離で、
高まる僕の感情もリミッターを超えて、
「よし、いこう!」って。
再び僕らは走りはじめたのです。
どんなの想像してました?
僕は途中まで、どうやってこの駅伝と関わろうか、
どうやって応援するのかを考えていました。
が、しかし、
なんともストイックな小澤選手の走りっぷり、
僕らは何だかわからない、得体の知れない大きなものに導かれるように
ただただ、走るのです。
もはや、1号線なのかもわからず、
ここがどこだってどうでもいいことなのです。
どうやってきたかも忘れられるのです。
空はみず色、恋は桃色でございます。
ぼくの調子の悪いカメラは幸運にも調子が悪く、
その記録は宗村さんに託されたのでした。
僕たち三人は、お互い勝手に走り始めたのです。
(撮影:宗村亜登武)
(襷は続きます)
12/01/19