2012年3月7日

小さな喜びを見つけること。今か今かと春を待ち焦がれる僕は、毎朝通勤途中に春を探します。家から吉祥寺までの裏路地を自転車で走りながら感じる風景は、ささやかな僕の楽しみです。こんな風に何かを待ちながら日々を過ごしてみるのもいいもので、時間の流れというのを実感できます。「そんなに焦ることはないじゃない」僕の自転車をこぐ足をゆるめるかのように風はささやきます。時間って実はそんなに早く流れていないんです。自転車をこいだ時にきる風が、移り行く景色が、それを教えてくれるんです。時間を早くしてしまっているのは僕たちなんです。
今日も来てくれてありがとうございます。ようやく春ですね。春は詩を歌いたくなります。

12/03/07