2015年3月19日

「図書館でね、東日本大震災の本を読んだよ」。P君の口から「東日本大震災」という言葉はっきりと聞き取れた。僕はパソコンに向かって作業をしていた手をとめて、頭の中が整理しきれていない状態で「どう思った?」と訊ねてみた。すると、「怖かった」とP君は正直な言葉を返してくれた。うんうんと、うなずきながらP君のそばに寄り添った。あの日は確か、タマちゃんがまだ嫁ハンのお腹の中にいて、まだ幼稚園に通う準備をしていた「Pちゃん」だった頃のこと。吉祥寺に勤めていた僕は、自転車で大急ぎで家に帰ってきて、TVの前に釘付けになっていたっけ。余震が来るたびにPちゃんにも感じたものがあったんだと思う。
今日も来てくれてありがとうございます。昨日のP君の発言は忘れられないかも。

15/03/19