やめる

13年も勤めた会社に
先週、退職願を出し
退職の挨拶と引き継ぎが
始まりました。

人生でこんなに長く働いた職場を
退職するのは初めてなので、
日々生まれる感情を
ちゃんと書き留めておきたい。

そう思うくらい、
やめるって簡単なことではなく、
そこから学ぶことは多くあると
日々感じています。

仏教において、
仕事をやめることや人生の転機を
乗り越えるヒントとして、
「手放す」という発想があります。

仏教では、煩悩の元となるものから離れ、
執着の心を静かに見つめ、
距離をとっていくことで
こだわりをなくす修行のことを
「断捨離」というのだから面白い。

僕は今回のこの一連の取り組みを
人生の転換期活動としてきましたが、
これまでの人生、これからの余生の中で
手放すことを意識してきました。

やりたいこと と やってみたいこと
やれること と 求められていること。

自分の中であれこれ考えるのですが、
面接を受けるたび、
パイセンに相談をするたびに、
退職の挨拶に返信をいただくたびに、
自分の外から見えた自分と
自分の中から見た自分を
何度も重ねてみました。

そして手放すことによって変わる世界が
自分だけでないことも痛感しています。

若い頃のように、
そこに対して無責任になれない。

家族よりも一緒に
長く時間を共にした同僚たちに対して
手放すという言葉は残酷です。

やめるということには
覚悟が必要だということは
知っていたけれど、
知らなかった。

在職中の間もう少し、
この感情と向き合って、
ここにも書き留めていこうと思います。

今日も来てくれてありがとうございます。喉風邪がひどく、中々治らないので病院に行ってきます。

24/12/14