選んでもらえないもの

気づけば調べごとは
AIが答えてくれる。

情報のインプットは動画が
一番手っ取り早い。

マイブームは
フォローしている人の
SNSからの引用。

そんな世の中がどんどん加速しています。

例えば、近くにいいお店がないかな
なんて時は、これまでgoogleさんが
何ページにもわたって紹介してくれていたけれど、
今はAIに選ばれないと埋もれるどころか
存在しているかわからない、なんてことに。

再生回数の多い動画が
フォロワーの数が多いSNSが
何度も表示されて
再生回数の低い動画や
フォロワーの数が少ないSNSはもはや
思い出にしかなってない、なんてことに。

昔、ほぼ日のことを糸井さんが
声の小さい人たちの声に
耳を傾ける場所、みたいなことを
仰っていて素敵だな、なんて思っていたけど、
それは今こそ必要だと思う。

あえて再生回数の少ない、
フォロワー数の少ない情報を
digすること。

AIのサジェストに見向きもせず、
膨大なインターネットの中から
お気に入りを見つけること。

これはまさに、レコード屋で
レコードを探すときのアレだ。

AIのサジェストはいわば、
プレミア価格がついて
店に飾ってある誰もが知っている名曲で、
僕は僕のスタイルを作るための
レコードを見つけて
それらをミックスしたいのです。

アタリをひこうとしても
みんなが知っている
アタリにしか辿り着けない、
ハズレをひこうとしないと
辿り着けないアタリがある。

「選んでもらえない」の中に
僕の好きなオルタナティブの
世界が眠っている、
そう感じた1日でした。

今日も来てくれてありがとうございます。世の中は常に隠と陽!今の時代は隠の市場がデカすぎる!と、逆にワクワクします。

25/08/05