細野晴臣さんのラジオに
今年に入って2度目の登場になった
タブラ奏者のユザーンさん。
このユザーンさんと細野さんとの
絡みが面白くて。笑
タブラという楽器は昔、
友人のタブラ奏者に許可を得て
触ったことがあるけれど、
これが音を出すのが難しい楽器で、
しかも高速でリズムを刻むので
ちゃんと音が出ないと演奏ができない楽器で
僕にはとても無理だと感じました。
しかも、ユーザンさんには
インド人の師匠がいて、
(今年に入って亡くなられた)
その方の元で音を出すのだから
なおさら音の出し方について、
いい音が出ていることは重要だったはずで
音に対してだけでなく、物事の考え方が
良いか悪いか、みたいな二択、
それ以外はイレギュラーみたいな
「エクセル脳」だったんだろうなと。
「エクセル脳」は僕が作った言葉で
エクセルを使いこなす女性スタッフの
その思考回路に衝撃を受け、
かなり影響を受けました。
音楽においても、よく考えれば
エクセル脳が必要だよなと
ユザーンさんや、演奏が上手な人たちを
見ていると感じます。
そんなエクセル脳を持つユザーンさんと
エクセルで話をしているのに、
adobeのクリエイター脳で
話をする細野さんの会話が面白くて。笑
ユザーンさんの師匠の話が出た際に、
「細野さんには師匠がいますか?」となり、
「ピアノの先生はいた」と
細野さんが返答すると、
「師匠に感謝してないんですね」と
ユザーンさん。
スタジオが笑に包まれ、
「だって感謝してなさそうに言うから」
と言ったユザーンさんの言葉が
とても印象的でした。
*
本当はギターやベース、
ピアノやドラムだって
ちゃんとした音を出すのって難しくて
たくさん練習が必要な楽器だってこと。
この歳になっても
元プロの上手な人たちと一緒に
演奏させてもらえる有り難い環境で、
ちゃんと音を出すこと、
練習することの大切さを痛感させられます。
先日一緒にスタジオに入ったメンバーが
まさに音で感動させれちゃう人たちで
その人たちにさっそく感謝の連絡をしました。
そしたらみんな、その日の演奏の
反省について話し出して、
僕も練習頑張ります、と伝えました。
いやぁ、音楽って最高だなぁ。
趣味という言葉じゃちょっとなぁってくらい。
僕は細野さんみたいになりたい、
失礼かもだけど、ふわっとしながら
面白い存在であることでしか、
僕が音楽を奏でる理由がないと思って
若い頃は過ごしていたんだけれど、
歳を重ねると、さすがにこのフレーズは
弾けるようになりたいとか、
一緒にやってくれるメンバーも少なくなるから、
人数をカバーする技術も必要になるわけで、
今更練習頑張らなきゃーって思わされています。
これがまたフィジカルで。
アンチエイジングっていうか、
一生音楽を楽しみます。
練習します。
今日も来てくれてありがとうございます。いつか、ユザーンさんに会ったら、このラジオの話をして感謝を伝えたいです。
25/03/12