脳科学や認知科学が専門の中野信子さんが
昨今のSNSでの炎上や
言語コミュニケーションの民主化による
質の低下について面白いことを
ネット動画で言っていました。
言語をコミュニケーション手段といている
私たち人類は、言語が通じることを
当たり前と認識しているけれど、
人類の言語の歴史をみると
音声言語ですら7万年くらい、
文字言語にいたっては5000年くらいしかない.
本の売上を見ればわかるけれど、
100万部売れたら大喜びなので、
1%くらいの人しか
文字言語をある程度理解できる層は
いないのではないか。
SNSで言語コミュニケーションが
一気に民主化されて
文字言語の理解が得意でない人たちが
現在のコミュニケーションエラーを
起こしているのではないかというお話。
なるほどなと思いながら聞いていました。
音声言語コミュニケーションですら、
見え方や伝わり方ですら様々なので、
文字言語ならさらに難しくなる。
一方で、漫画やアニメ、動画など
テクノロジーの進化で
多様化するコミュニケーションツールの中から
音声や文字に変わるものとして
文化とか空気みたいなものが
注目されていくのかもとも思いました。
言語が違っても海外のコンサート会場で
合唱される日本語の歌。
言語は翻訳されるけれど、
愛される漫画やアニメのキャラクター。
AIと会話する中で、
人間たちの言語コミュニケーションをみると
考えさせられる伝えるツール。
休日はもっと非言語な
音楽や絵に時間を使うように
意識していこうと思います。
今日も来てくれてありがとうございます。いろんなオペレーションツールが開発されているけれど、コミュニケーションに一番コストを感じる昨今。お世話役がお金になる時代なのかもしれません。
24/06/08