子供のころに描いた絵

中年おじさんにもなると、いろいろと
勘違いしそうになることが増えます。

深みのない経験やつながりをネタに
お酒を飲んだり、ご飯を食べたり
お付き合いの時間を過ごしたり。

そんなときはなるべく
鏡に映る自分に目を向けて、
あれ、こんな大人、嫌いだったよな
と自分にツッコみます。

そして、自分の似顔絵を
たくさん描いていた
あの頃の自分の顔を思い出します。

目がギラっとしていて、
笑ってる自画像は多分一度も
描いたことがなかったです。

あのころ似顔絵を描くときに
影響をうけていた顔の角度が
山田かまちさんの本の表紙の顔写真です。

山田かまちさんは
僕が高校生の頃に影響をうけた
高崎出身のアーティストで
17歳のときにエレキギターの練習中に
亡くなられた方です。

一度だけ、高校生のときに
高崎の美術館を訪れたことがあります。

昨日、出張で訪れた高崎では、
僕が山田かまちとパスタが大好きなことを
知っているスタッフの方が迎えてくれて
大切な商談がありました。

商談中の顔はいい顔していたかな。
目の前のことに一生懸命向き合って
少し大人になった意見を交えながらも
自分の直感を信じてプレゼンできたかな。

今の自分の姿を、あの頃の僕は
想像できなかったけれど、
あの頃、あんな大人になりたくない
と思っていた中年おじさんになっていないか、
意識して、改めて、抗って
歳を重ねていきたいと思いました。

今日も来てくれてありがとうございます。こんな大人になりたくないと思った具体例の一つが、昔ばなしで盛り上がる大人でした。今をひーこら生きようと思います。

24/06/07