僕はデザイナーという仕事を
もうすぐで25年続けていることになりますが
デザインを極めてもいないのに
けっこうわりとすぐに
机の上だけで仕事をすることが
面白くないと思うようになりました。
その後取材に出たり、
営業というお仕事もしたり、
そして今の会社に入ってからは
売るところまでをセットにした
デザインが必要になりました。
つまりセールスマンです。
嫁ハンと出会ったころ、
嫁ハンは百貨店の販売員でした。
接客をして購入してもらうために
あの手この手をする姿に憧れました。
売るためには当然、売るものについて
詳しくないといけないですし、
自分というフィルターを通して
モノを売るという行為も
すごく魅力的に思えました。
ちょうどそのころ、
糸井重里さんにハマり、
モノを売るためのコピーライターから
コピーを作るために必要な
モノをつくる側になった姿に
やっぱりいいなと思ったし、
面白そうと思いました。
実際、今の仕事をやっていて
飽きることなく面白いなぁと
思うことばかりです。
デザインされたかっこよいものだから
売れるということもなく、
かといってデザインはめちゃくちゃで
売れればいいというものでもなく、
このバランス感がまったく掴めずに面白いです。
ヒット商品が予言できる人なんて
この世にいないわけですから。
そんなセールスと長年向き合い、
しかも東京で、日本でトップの
伊勢丹新宿店のセールスマンたちの
本気の姿を昨日みました。
今年で5年目になるランドセルの搬入。
伊勢丹新宿店の売り場に着くと
百貨店のセールスマンと
出店側のセールスマンたちが
全員集合して決起会みたいな雰囲気で
売り場の説明が行われ、
最後に「売るぞー!!!」という
ものすごい意気込みと熱!!!
伊勢丹さんにお付き合いさせて
いただくようになったのは
ちょうどコロナが始まった年だったので
正直、百貨店の力が落ちてしまった
タイミングでした。
なので、今回、コロナ開けで人が戻り、
けれど、売るのが難しい時代になった今、
百貨店の本気を、セールスマンたちの本気を
間近で触れることができました。
めちゃくちゃ興奮した!
負けないように売るぞー!!!
今日も来てくれてありがとうございます。というわけで、今日から伊勢丹新宿でランドセルの展示販売が始まります。僕は今回店頭に立てませんが、ママ店長が頑張ってくれます。どうかたくさんの人に触ってもらえますように!
24/05/02