ボスが昔、仕事ができる人は
優先順位をつけることができる人
と言っていました。
デザインのお仕事をしていると
「優先順位」が大切だと痛感します。
何を売りたいのか、
誰に届けたいのか、
どんなふうに伝えたいのか、
「全部」となると
伝わるものも伝わらなくなるので
優先順位をつけて設計していきます。
これが例えば一つの商品についてだったら
考える範囲が狭いので設計しやすいですが
複数の商品を、お店自体を、会社の業績を、と
どんどん範囲が広がると
複雑に絡み合い設計が難しくなります。
商品一つを売る時の視点では
設計することができない
スキルが必要になります。
たまに、向き不向きとか性格を
理由にできないという人がいるけれど
スキルだと思います。
僕はミスターカオスなんて
友達に言われたことがあるくらい
放っておくと混沌とした方に向かいますが、
書籍の編集のデザインを
社会人一年目のときに叩き込まれたので
情報の整理、編集の基礎みたいなものは
そのときに少しだけ
身につけることができました。
情報がたくさんある世の中だから
仕事以外の日々の生活の中でも
ますます必要なスキルになっていると思います。
さらにその優先順位をつけたものの
処理先の選択肢も広がってきています。
AIやクラウドワーク、社内のだれかに
依頼するというスキルが必要になります。
優先順位をつけた案件の
スケジュール管理、タスク管理など
管理するスキルも必要になります。
どの工程にも優先順位の視点が必要になり、
全体の中で何が大切で、
どこで妥協するかという視点も
時に必要になるかもしれません。
会社という組織でもそうですし、
家庭の中でもそうだし、
自分一人の暮らしの中でも
必要な優先順位。
僕も苦手でしたし、
今も完璧にできてるとはいえませんが
少しはできるようになりました。
一緒に働いていたメンバーがまた
優先順位をつけるのが苦手で
フォローしながらやってきたのですが
そんな彼が職場から卒業することになりました。
彼の中の優先順位があったのだと思うので
快く送り出したいのですが、
最後まで業務の優先順位に悩んでいる姿を見て
ちょっぴり不安もあり。。
けれど、本人が決めたことなので
応援して見送りたいと思います。
今日も来てくれてありがとうございます。優先順位って文章や会話にも出ると思っていて、僕の文章をみていると本当にもっとスキルを身につけないとなと思います。。
24/02/23