センス

デザインの仕事や
音楽をずっと好きな人間として
「センス」って言葉が
あまり好きではありません。

30代後半になってから
真面目に働こうと思ったころの僕は
自分のセンスをボロクソ言われることが
多くありました。

この多様化の時代にセンスとは
なんぞやと首をかしげたくもなりますし、
言われた本人はすごく悲しい気持ちになりますが、
悔しい気持ちもありましたが受け入れて
その人たちが言うセンスを受け入れるように
努力しました。というか、今もしています。

言われる方はそうやって成長できるけれど、
自分はセンスがいい、と思う人が苦手です。
自分のセンスに自信があるのでしょうし、
その裏付けとしていろいろ情報を
インプットされているのだと思うけど、
「それはあなたの意見ですよね?」
と、2ch創設者のひろゆきさんみたいに
ツッコミたくなります。

僕は初めて働いたデザイン会社で
デザインはセンスではなく情報だと
習いました。

その裏付けとして、先輩デザイナーは
洋書やたくさんのデザイン本を持っていました。
よくデザインの引き出しと言いますし、
近年ではテンプレートがたくさん存在します。

クライアントとの打ち合わせ時に
どのようなデザインにするかは
手を動かす前にある程度できます。

さらにクリエイティブは
AIと相性がいいと言われています。
はやく生成AI試してみたい。

で、そうなったときに
情報の格差で、センスが決まるなら、
情報の共有やコミュニケーションが
大切になってくると思うので、
価値観の違う人に対して
センスというよくわからない
ふわっとした言葉を使わずに、
情報をていねいに共有すること、
AIに指示を出すみたいなことを
人間に対して行えばいいのに、
と思っちゃいます。

けど、人間同士だと
価値観が違うっていう前提を
忘れて感情的に接することで
面倒くさいことが多くなるので、
だったら早いところ仕事は
AIで処理することを多くして
人間とはもっとゆるやかに
繋がれるようになりたいなと
近い将来をポジティブに待ち望んでいます。

人にやさしく、自分に厳しく、
そういう人間でありたいですし、
自分にもしもセンスがあると
思ってくれる人がいるなら、
今の僕に仕上げてくれた
僕が憧れるたくさんの人たち、
出会って直接影響をうけたたくさんの友人たち、
そして家族、両親の
みんなのセンスで成り立っていると
言いたいです。

今日も来てくれてありがとうございます。それにしても僕は文章のセンスもありません。。褒めてくれる人は何人かいましたが、読み返すと恥ずかしいものばかりです。。

23/05/31