あたりまえ体操

デジタルネイティブな子供たちですが
ネイティブだからといって、
これを当たり前と思うかどうかは
育ち方で大きく変わると思っています。

それは、僕らの同世代の間ですら、
自分がマイノリティだと気付かない人が
世の中にはたくさんいるんだと
知ることが多いからです。

ピー君もタマちゃんも
陰キャを愛してくれているので、
DNAのチカラは大きいのかなと思うのですが、
育ち方や環境も、自分の体験から
大切なんだろうなと思います。

自分がマイノリティだと自覚すると
世の中と自分の間にギャップが生まれて
憤りやつ繋がりたいという想いがが生まれる。

そこからクリエイティブが生まれたり
お仕事が生まれたり、
ヒット商品が生まれたり、
新しい価値観が生まれる様子を
たくさん見たり体験してきました。

春からの高校生活、
ピー君は同じ中学校の友達は
一人もいません。

陰キャを公言しているピー君は
超マイノリティーになります。
そんなピー君がどんな
高校生活を送るのか。

ますますひきこもりになるかもなー
なんて最近思うこともあります。
ひきこもりは歪んだ世の中の
カウンターだと思うので、
それもありだと思います。

ただ「日本の希望はひきこもりだ」なんて
海外の哲学者に言われているのに、
ひきこもりが当たり前みたいになっている
世の中に対しても、
オルタナティブな視点をもって
抗ってみるのも面白いかもと思うけど。

でも青春時代はとりあえず、
まずは盲目になって恋愛して
「あたりまえ」どころか「全て」と
思えるものに出会ってほしいなと
ちょっとエモい想いが
ピー君に対して芽生えました。

こんな気持ちになったのは
映画「すずめの戸締り」を
家族みんなで泣きながら観たからだと思います。

今日も来てくれてありがとうございます。恋をすること、好きになることって、「当たり前」から抜け出す一番の方法だと思いました。いいなと思う映画を観終わったときは、いつも恋っていいなと思います。

23/03/26