編集

僕が正社員として初めて務めた会社が
永福町のマンションの一室にあった
小さなエディトリアルデザインの会社でした。

ベネッセ進研ゼミ小学生、中学生の教材や
LOGINとかソフトオンデマンドのゲーム系の
雑誌や攻略本の装丁をメインにしていた
エディトリアルデザインの会社でした。

そこで編集デザインについての
基礎を叩き込まれましたが、
幸運なことに僕は小学生のころに
絵画教室を習わせてもらっていたので
一定の志向性をもって
情報を収集・整理・構成して
一定の形態にまとめあげるという
「編集」という行為に
すっと入り込めていくことができました。

そこから音楽をやっていく中でも
当然曲を作る行為は編集ですし、
イベントの企画やDJなんかも編集です。

もうすこし大人になると、
TPOをわきまえた言葉使い、礼儀、服装
なんかのファッションも編集だと感じました。

スマホ、SNSが普及して
スマホのホーム画面の壁紙から
スマホケースの色、
SNSのプロフィール欄から
ひと言コメントまで、
いつの間にか世界が編集に満ち溢れている!!!

こんなに面白いことはありません。
きっとみんなもそうに違いないと思うけれど、
「編集」と聴くと身構える人が多いです。

編集作業はインプットがないとできるはずないのに
インプットなしに編集しようとする人に
わりとそういう傾向があるのかも
と最近思ってきました。

あとは、経験がないから自信がないという人も。

そういえば、僕の出身新潟県は
編集者が多いと聞いたことがあります。

東京とほどよく近い距離感にあるから、
という理由があるそうです。

近すぎず遠すぎずのところに
影響をうける対象がいると、
観察して取り入れて見たくなって、
気付いたら編集をしているみたいな。

憧れの人や異性が
ほどよい距離にいると、
その人にどう見られるか、って考えたら
めっちゃ編集が必要になるので、
オンラインでもオフラインでも
そういう環境をつくることって
大切なのかもしれません。

人類総編集者の時代
なんて言われていましたが、
洋服を聞かざるのと同じように
音楽や会話ももっと
カジュアルに編集されたものが
見せあえたらいいのになぁ。

今日も来てくれてありがとうございます。再生回数が少ないけど面白いと思う動画や、誰が読んでるかわからないようなブログを覗き見するのが好きです。

23/01/17