動画

好きな漫画のキャラクターを
模写して絵を描くのが好きだった僕は
小学生のころに絵画教室に通い、
初めて自画像を描くときに
自分の顔が思っていたのと
違うことを知りショックでした。。

鏡はよく見ていたはずなのに
デッサンをするときに
顔の各パーツを数値化してみると、
ちょっと顔が歪んでいたり、
とくに鼻や口が漫画で描いていた
ラインと違うことに驚きました。

同時に、人間の顔はそれぞれ違うけど、
ほんのちょっとのズレ、
比率の違いで印象が全然変わるんだなと
小学生のころから人の顔を観るのが
好きになりました。

中学生になって音楽に興味を持ち、
自分の声を録音して
初めて聞いたときも
想像していたものと違っていて
それはそれはショックでした。。

20代のころも何度も録音して
思春期のころに聴きまくった
好きな音楽とのギャップに
自分をなんとか正当化させるために
幅広い音楽を聴き、
僕の声に近い音楽を探しました。

そういう人たちは
上手いという評価ではなく、
味がある、癖がある、
という評価を受ける人たちでした。

30代になり、子供を授かり、
カメラを手にするようになったときに
何度シャッターをきっても
素敵に撮れないことに
ショックでした。。

憧れていた写真家の人たちのような
素敵な写真とのギャップから
どうやって撮影すればいいのか
試行錯誤したり、
友人からアドバイスをもらったりして
写真は切り取り方次第で
素敵に見えることを知りました。

40代になり、今度は
動画制作のために
自分が被写体になることを
始めてみました。

「若く見えますね」なんて
各所でちやほやされるもんだから
ちょっと自信はあったんですけど、
撮影された映像をみて
それはそれはショックで凹みました。。

老いがどうのこうのではなく、
40年間気づかなかった
変な癖が、すごく気になりました。

喋ったあとに口をとじるときに
下唇がグッと前に出て、
違和感が出てしまいます。

そういえば、オトンも
ピー君も、カメラのレンズを向けると
同じような感じになることを
思い出しました。

これは血筋なのかもしれませんが、
何度か練習をして修正しようとしたけど
うまくできませんでした。

結局口を閉じないまま
撮影をしてみると
自然な感じで撮れました。

白いシャツが似合わないように
僕の自然体が映るように、
そんなことを心がけて
動画撮影を引き続き
チャレンジしてみようと思いました。

あとは編集次第。。
がんばります。

今日も来てくれてありがとうございます。癖を個性に。子供たちには基礎の大切さを伝えたいです。矯正できるところは矯正しておいた方が将来のために。。

23/01/15