NHKプロフェッショナル
仕事の流儀という番組で
「84歳 交通誘導警備備員
旗じいちゃんの生きる道」
を観ました。
僕は20歳のころ、
旗振りのアルバイトの経験があるので、
この仕事の過酷さだけでなく、
世間的に地位が低いと思われていた
仕事であったことも体感しました。
そこに集まっている
アルバイトさんたちが
好んで働いている、という印象を
持ったことはありませんでした。
この番組に紹介された旗じいちゃんは、
以前は会社の社長だったのですが、
とても前向きにお仕事をしている
姿がテレビに映っていました。
「仕事はするものじゃなくて、
させもらっている。」
そう答える旗じいちゃん。
車を止めるたびに
深く頭を下げて
ご迷惑をおかけしてすみません。
そう口にしていました。
近所の小学生に
「ありがとう」と言われることの喜び
を話してくれる旗じいちゃん。
仕事帰りにお花を摘み、
三年前に他界した奥さんの祭壇に
お花を供える。
洗濯をして、自炊して
今でも奥さんに感謝している。
と話す旗じいちゃん。
「生きているのではなくて
生かされている。」
それは、奥さんへの感謝の気持ちから
180度考え方が変わったという
旗じいちゃん。
働くことの喜びを
「生かされている」ことの喜びを
かみしめているその姿から
なんだか勇気が湧いてきました。
若手に出番を与えず
働き続けたいキャリアのある人たちを
煙たがる意見も出ていますが、
72歳まではローンのある
「働かされている」僕は
みんなが嫌がる仕事でもいいから
働き続けたいと思うし、
今も、仕事をさせられている、
まわりに生かされているという気持ちで
有難く、謙虚に、
働く男をプレイしたいと思いました。
今日も来てくれてありがとうございます。仕事帰りに、お菓子やお花を買って帰れるような、男にもなりたいなぁ。
21/09/28