あっちこっち

僕からは遠いイメージの言葉の
「ぶれない」や「地に足のついた」。

そういうイメージの人を見ると、
かっこいいとは思いますが、
それがすべてではないよなと思います。

と、ここでも何度か言ってきましたが、
視点を変えるためには、
あっちこっちに行った方がいいと
僕は思っています。

自己紹介で音楽の話をすると決まって
「楽器は何をされているんですか?」
と尋ねられるので、「いろいろ」と応えます。

ギターリストでもないし、
ベーシストでもドラマーでもありません。
けど、ひろく浅くやらせてもらっていました。

そうすると音楽に対しての視野がひろがります。
演奏するために曲を覚えるだけでなく、
できないフレーズを他の楽器でごまかしたり、
アレンジということにしたりします。
さらに、バランスを考えだして
曲をつくったり、編曲したり、
ミックスしたり。

ひとつの音楽というものに対して
様々な点からアプローチすると、
とても豊かなお付き合いをすることができると
僕は体験からそう確信しています。

同様に、お仕事でもなんでも、
いろんな視点を持たないと、
これからの時代はますますきびしいだろうな、
と僕なんかでも思います。

先日、東京下町の職人さんと
テレビ電話でお話したのですが
お話からすごく危機感を感じました。

コロナの影響でお仕事がお休みになり、
大企業の凄腕の人たちがyoutuberになり、
芸能人もどんどんyoutuberになり、
大きな点や、とんがりの強い点が増える
これからの時代にこそ、
クオリティだけでない、
「あっちこっち力」が、
大切になってくるし、
インターネットはそれを可能にする
プラットフォームだと思います。

あっちこっち先できちんと向き合い、
あっちこっち先に信用されないと
あっちこっち力がついたとは
言えないと思います。

僕は最近、仕事に偏りモード。
たまにあっちこっち脳になるのが好きですが、
時間の無駄だと思うことも。。

その無駄がいいんだけどなぁ。。

今日も来てくれてありがとうございます。テレワークでずっと家にいるのですが、仕事場に戻ったときに「ただいま」と言ってしまうことも。。いかん、家族にちゃんと「ただいま」と言わねば。

20/04/16