ソウルフルじゃない歌声

竹内まりやさんの歌唱力についての
音楽番組をみていて、そういえば
僕はハンバートハンバートさんの
歌詞が好きだなぁと思いました。

ハンバートハンバートさんの歌は
歌詞がよく入ってくる。

メッセージ性がある歌詞とか、
ソウルフルな歌い方じゃないのに
歌詞がよく入ってくるのです。

こぶしをきかせたりなど、
歌の技法をさほど感じるわけでもないのに
たくさんのファンの方がいらっしゃる。

ああいう声をはらない歌声が
親近感とかリアル感があって
好まれているのかなぁ。

僕は理由を考えたことがなかったけれど、
お二人の歌声が好きです。

何年も前に糸井重里さんが
表に出てこない人たちの声を聴きたい
と仰っていたのをずっと覚えています。

これに共感したときに、
声をはらない歌い方が
好きだったのかもしれません。

はなうたみたいに、
言葉にもなっていないような歌声が
好きになったのかもしれません。

そういう歌を聴きたいと思ったし、
僕も歌いたいと思った。

実際に人前で歌うことなんて
久しくしていないけれど、
人前で歌うことだけが歌じゃないという
表現の選択肢も多様になりました。

こんな今の時代だから
ソウルフルじゃない歌声が届く場所もあるし、
声になっていない歌声が
聞こえる場所があるはず。

NHKの深夜番組の特集番組をみていて
そんなことを感じました。

今日も来てくれてありがとうございます。ピー君と嫁ハンの誕生日がある3月って、未来のことをたくさん考える月だな。

20/03/09