ファミリーヒストリー

深夜、NHKで「ファミリーヒストリー」
という番組を観ました。

お笑い芸人の爆笑問題
太田光さんが出ていて、
見入ってしまいました。

厳格なお父さんと
なんと新潟出身のお母さまのもとで
喋るのが苦手だった太田光さんが
芸人になるという、
家族にスポットをあてた番組で
面白かったです。

お母さまの紹介のところで、
新潟出身なのも驚きましたが、
なんとお母さま、目の見えない人たちへ
「朗読」をされていたというエピソードもあり、
ドキっとしました。

うちのオカンも目の見えない人たちへ向けて
朗読をしていからです。

小さいころ、実家のオカンの部屋には
マイクやテープレコーダー、アンプもあり、
オカンが朗読したカセットテープが
たくさん並んでいました。

僕は子供ながらに、
オカンのやっている活動を
とても誇らしく思えたし、
たまにオカンが練習している瞬間に
出くわしたとき、とても立ち入れない、
趣味をこえた本気な空気を感じていました。

だから、そのことで家の中で
大声を出して遊べないことを
ストレスに感じたことはありませんし、
むしろ思春期のころは、
僕のギターがうるさくて
迷惑をたくさんかけただろうな、
と今になって心が痛みます。

いつだったか、オカンから
朗読のポイントを聞いたことが
あった記憶がありますが、
はっきりとは覚えていません。

朗読を通して、届ける、伝える、を
何度も実践したオカンから見たら
僕のこの伝える力のなさといったら、、。

オカンが元気なうちに
オカンからちゃんと、伝える力を
伝授してもらいたいし、
一度きちんとオカンの朗読を聴いてみたいな。
子供も一緒に。

さて、そんな僕にも家庭ができ
新しいファミリーヒストリーを
紡いでいるわけですが、
子供たちにはどう映っているのかな。

僕が家でお仕事をする姿。
たまに音楽をしている姿。

家にちょっと不調和なピアノがあり、
快適でセンスのいいお部屋の中をつくってくれる
嫁ハンのセンスに触れながら、
料理が大好きな嫁ハンがつくる
美味しいごはんを食べながら
成長する子供たち。

子供の姿から親の顔が想像できるような
親の姿から子供の顔が想像できるような
それだとちょっと味気ないから
えー!そうだったんだ!
でも、わかる!
くらいの、
親をびっくりさせるくらいの
頑張りを子供には見せてほしいし、
僕も子供の中の常識を
どんどんいい意味で広げられるように
まだまだ頑張ろうと思います。

今日も来てくれてありがとうございます。最近無性に音楽がやりたい。音楽をやってる姿を子供たちにもみせたい。と思うようになってきました。

19/11/29