職場でウソがつけない、と
ウソつきの僕にずっと
相談してくれる子がいるのですが、
その子によく言うのが
「誰にとってのウソなの」です。
ある人にとってはウソかもしれないですが、
ある人にとっては本当のこと、
そんなケースは多々あります。
ある国にとってはウソかもしれないですが
日本にとってはホンマ、
受け手にとってウソかホンマは
まったく別のものになったりします。
*
それと、もうひとつ、
時系列の話もあります。
今はウソかもしれないですが
数年後には本当になるかもしれない。
そんなケースも今の時代よくあります。
年金だってそうでしょう。
自分の仕事だってなくなるかもしれません。
マイナスなことだけでなく、
ポジティブなビッグマウスな人とかいますよね。
僕の場合それですが。
だから、その場合、ウソじゃなくて
理想になるんだと思うのです。
ウソじゃなくて理想を言ってると思えばいい。
僕がこのおはよう学級で書くことは
基本的に事実や主観に基づいて書いていますが、
「地に足のついていない」とか
「現実味がない」と
ご指摘をいただくことがあります。
みなさんが見に来てくれていることを
無視して書いてしまっているな
と反省しますが、
理想が自分を導いてくれていると
思う気持ちもあります。
*
最後に、ウソにとって
「誰が言うか」も
とても大切な要素です。
客観的なウソ、
「レビュー」はその代表例です。
自分的にはウソだと思っていたけれど、
他人の言葉だとホンマに思えてくる。
というか、そっちがホンマだなと。
でも、これも誰が言うかで大きく違って
「みんな」なのか「友達」なのかで
どっちがウソなのか変わります。
ほぼ日の採用に
「推薦文」があるのは
すごくよいシステムだなと思います。
以来、僕は自分が大切だと思う人の言葉を
すごく大切に思うようになりました。
*
さて、いまだに覚めない夢の中に
いるのかと思うくらい、
僕はマイホームに家族で住んでいます。
20代のころの僕からは
ウソのようなホンマです。
それでも、一丁前に
理想のようなウソを
呪文のように唱え
日々暮らしています。
そんな僕たちは
他人にどう見えているのか。
数か月前にインタビューをうけた
記事がインターネットにアップされました。
・記事はこちらhttps://straightdesign.net/works/article/4112
すごくていねいで、やわらかい印象の
取材の上手なプロの
ライターさんとカメラマンさんに
つくっていただいた記事です。
もう、ウソかホンマかはどうでもいいです。
すごく素敵につくっていただきました。
そのことにただただ、感謝です。
そして、家を建てるにあたり、
サポートしてくださったみなさまに
改めて感謝です。
家宝にします。
今日も来てくれてありがとうございます。今日は家族そろってピー君のバスケチームの親子で楽しむイベントが一日行われます。カレーをつくったり、親子でバスケ対決したり。楽しみです。
19/09/01