ウソとホンマ

職場でウソがつけない、と
ウソつきの僕にずっと
相談してくれる子がいるのですが、
その子によく言うのが
「誰にとってのウソなの」です。

ある人にとってはウソかもしれないですが、
ある人にとっては本当のこと、
そんなケースは多々あります。

ある国にとってはウソかもしれないですが
日本にとってはホンマ、
受け手にとってウソかホンマは
まったく別のものになったりします。

それと、もうひとつ、
時系列の話もあります。

今はウソかもしれないですが
数年後には本当になるかもしれない。
そんなケースも今の時代よくあります。

年金だってそうでしょう。
自分の仕事だってなくなるかもしれません。

マイナスなことだけでなく、
ポジティブなビッグマウスな人とかいますよね。
僕の場合それですが。

だから、その場合、ウソじゃなくて
理想になるんだと思うのです。

ウソじゃなくて理想を言ってると思えばいい。

僕がこのおはよう学級で書くことは
基本的に事実や主観に基づいて書いていますが、
「地に足のついていない」とか
「現実味がない」と
ご指摘をいただくことがあります。

みなさんが見に来てくれていることを
無視して書いてしまっているな
と反省しますが、
理想が自分を導いてくれていると
思う気持ちもあります。

最後に、ウソにとって
「誰が言うか」も
とても大切な要素です。

客観的なウソ、
「レビュー」はその代表例です。

自分的にはウソだと思っていたけれど、
他人の言葉だとホンマに思えてくる。
というか、そっちがホンマだなと。

でも、これも誰が言うかで大きく違って
「みんな」なのか「友達」なのかで
どっちがウソなのか変わります。

ほぼ日の採用に
「推薦文」があるのは
すごくよいシステムだなと思います。

以来、僕は自分が大切だと思う人の言葉を
すごく大切に思うようになりました。

さて、いまだに覚めない夢の中に
いるのかと思うくらい、
僕はマイホームに家族で住んでいます。

20代のころの僕からは
ウソのようなホンマです。

それでも、一丁前に
理想のようなウソを
呪文のように唱え
日々暮らしています。

そんな僕たちは
他人にどう見えているのか。

数か月前にインタビューをうけた
記事がインターネットにアップされました。

・記事はこちらhttps://straightdesign.net/works/article/4112

すごくていねいで、やわらかい印象の
取材の上手なプロの
ライターさんとカメラマンさんに
つくっていただいた記事です。

もう、ウソかホンマかはどうでもいいです。
すごく素敵につくっていただきました。

そのことにただただ、感謝です。
そして、家を建てるにあたり、
サポートしてくださったみなさまに
改めて感謝です。

家宝にします。

今日も来てくれてありがとうございます。今日は家族そろってピー君のバスケチームの親子で楽しむイベントが一日行われます。カレーをつくったり、親子でバスケ対決したり。楽しみです。

19/09/01