歳をとればみんなダイバーシティな人になる

一昨日の夜、イベントの帰りに
垣内俊哉さんに偶然お会いして
思わず声をかけてしまいました。

垣内俊哉さんは、ダイバーシティまわりの
記事をググっている中で知った方で、
障害を価値に変える活動をされています。

ダイバーシティという言葉は
落合陽一さんがよく使うのですが、
障害のある人のことを含め
多様性という言葉で表現していて
「障碍者=ダイバーシティな人」
というフレーズが気に入って、
僕もそう使うようにしています。

一昨日の夜、遅い時間の駅で
だれかを待っているようでしたが、
よく拝見している顔と車椅子姿だったので
一発でわかりました。

僕には、小さいころに脚を悪くした友人がいます。
その友人とは昔一緒に音楽をやっていました。
というか、職場で彼と出会い、
すぐに僕がバンドに誘いました。

脚の悪い彼をつれていろんなところに行きました。
新潟や静岡、横須賀、ときには
本人に車を出してもらったり。

最初は戸惑ったのかもしれないけれど、
大変そうな顔を見せることなく、
彼は笑顔で僕に「ありがとう」と
いつも言ってくれたことを僕は忘れられません。

その彼のこと、そのお話のことを
垣内さんにお話しして、
「違い」って何なのでしょうね。
と言ってダイバーシティについて少し話ました。

そのあと、「応援しています、僕も頑張ります」
といって握手しました。

垣内さんも困った顔もせず、
笑顔で握手してくれて
うれしかったです。

さて、僕は最近とくに
ダイバーシティに興味があります。
なぜなら、人間は年をとるとみな
ダイバーシティな人になるからです。

徹夜が辛くなったり、お酒が弱くなったり、
目が悪くなったり、髪の毛が抜けて行ったり。
ひとそれぞれ何かができなくなる。
自転車通勤ができなくなる日も
きっとくるのでしょう。

それを40歳になり、
ちょっとずつ感じているからです。

いずれやってくる、というかそもそも
みんな違うことを前提として生きると
きっといろんな価値が変わって見えてくる。

今まで以上にそう思うようになって
衰えないためには、とか、
衰えても大丈夫なように、とか、
健康や保証のこと、将来のことなどを
考えるようになりました。

週末も仕事をするのが
少しつらいと思うようになってきました。
そういう仕事をいい方法をみつけて
解決できるようにしていかないとな。

今日も来てくれてありがとうございます。24時間テレビを見ながらダイバーシティにふれる子供たち。もうすぐ夏休みが終わって均一性を身に着ける学校が始まります。学校も会社もあと数年でもっと形を変えていくんだろうな。

19/08/26