一昨日の夜、イベントの帰りに
垣内俊哉さんに偶然お会いして
思わず声をかけてしまいました。
垣内俊哉さんは、ダイバーシティまわりの
記事をググっている中で知った方で、
障害を価値に変える活動をされています。
ダイバーシティという言葉は
落合陽一さんがよく使うのですが、
障害のある人のことを含め
多様性という言葉で表現していて
「障碍者=ダイバーシティな人」
というフレーズが気に入って、
僕もそう使うようにしています。
一昨日の夜、遅い時間の駅で
だれかを待っているようでしたが、
よく拝見している顔と車椅子姿だったので
一発でわかりました。
*
僕には、小さいころに脚を悪くした友人がいます。
その友人とは昔一緒に音楽をやっていました。
というか、職場で彼と出会い、
すぐに僕がバンドに誘いました。
脚の悪い彼をつれていろんなところに行きました。
新潟や静岡、横須賀、ときには
本人に車を出してもらったり。
最初は戸惑ったのかもしれないけれど、
大変そうな顔を見せることなく、
彼は笑顔で僕に「ありがとう」と
いつも言ってくれたことを僕は忘れられません。
その彼のこと、そのお話のことを
垣内さんにお話しして、
「違い」って何なのでしょうね。
と言ってダイバーシティについて少し話ました。
そのあと、「応援しています、僕も頑張ります」
といって握手しました。
垣内さんも困った顔もせず、
笑顔で握手してくれて
うれしかったです。
*
さて、僕は最近とくに
ダイバーシティに興味があります。
なぜなら、人間は年をとるとみな
ダイバーシティな人になるからです。
徹夜が辛くなったり、お酒が弱くなったり、
目が悪くなったり、髪の毛が抜けて行ったり。
ひとそれぞれ何かができなくなる。
自転車通勤ができなくなる日も
きっとくるのでしょう。
それを40歳になり、
ちょっとずつ感じているからです。
いずれやってくる、というかそもそも
みんな違うことを前提として生きると
きっといろんな価値が変わって見えてくる。
今まで以上にそう思うようになって
衰えないためには、とか、
衰えても大丈夫なように、とか、
健康や保証のこと、将来のことなどを
考えるようになりました。
週末も仕事をするのが
少しつらいと思うようになってきました。
そういう仕事をいい方法をみつけて
解決できるようにしていかないとな。
今日も来てくれてありがとうございます。24時間テレビを見ながらダイバーシティにふれる子供たち。もうすぐ夏休みが終わって均一性を身に着ける学校が始まります。学校も会社もあと数年でもっと形を変えていくんだろうな。
19/08/26