value

モノの価値は結局市場が決める。

売れると思って仕入れた商品と似たような商品が
半額の値段でとなりの店に並んだら、
多くの人がとなりの店の類似品を買うでしょう。

自分の店ではどうして倍の値段で売っているのか、
その理由を添えないと売れなくなります。

どこでだれがどんな想いでつくったのか。

例えば、結婚式のウェディングケーキを
式場の低コストプランで注文するのか、
少しお値段がかかるけれど
友人のケーキ屋職人にお願いするのか。

シーンや状況によって、
お値段以上の価値が生み出されて
その場合、選ぶ基準が価格でなくなります。

そういう売り方をすれば、仕入れた商品は
値下げをしなくても売れるのかもしれません。

上記したことは、
ショッピングモールや商店街という市場の中に
お店をだしたときの悩みです。

今度は、山の中にぽつんとパン屋さんを作ったら、
それは、他と比較することが難しく、
むしろ山の中というシーンが付加価値を生み出して、
値段を高くすることができると思います。

「市場をつくる」。
比べることのできない価値、唯一無二の存在。

市場をつくるのは時間がかかります。
根気が必要です。

だから、つい足元ばかりに
目を向けてしまいがちだけど、
「市場をつくる」もやっていかないと
将来のことを考えると不安になっちゃいます。

これは商売だけでなくて、
自分の生き方にも当てはまるように思います。

人生100年時代、市場の中で感覚を鍛えて
新しい市場をつくって、
自分の歩幅で50歳からの20年くらいを生きる。
70歳くらいから30年で慈善心で生きる。

みたいな人生設計。
70歳こえて30年もの間、
価値がないと思われてすごすのはさみしい。
それ、あのおじいちゃんに聴いてみよう!
と思えるような自分を目指して今がある。

と思うと、今はめっちゃ価値がある。

そんなことを考えながら自分を励ましています。

今日も来てくれてありがとうございます。人に喜んでもらう心、自分がこうしたいと思う心、どういったバランスで40代を過ごすのかしら。楽しみです。

19/07/06