あきらめてたまるか

そういえばイチローも糸井重里さんも
「希望」や「失望」みたいなことを
ほとんど口にせずに
目の前のことをこなしていくには
「失敗することを前提に」
取り組むことだと二人とも仰っていました。

僕はこれを「あきらめること」と
勘違いして解釈していましたが、
失敗することを前提にすることと
あきらめるとは全然違うよなと
最近思うようになりました。

多様性の中での会話も
大人になるっていうことも、
あきらめることは
認め合うことだとは思うのですが、
認め合うことで続けることができるのではなく、
やっぱりあきらめずに寄り添うことだったりで
続けることができるんだよなと思います。

絶対にそうだなと思えたのが、
先日テレビ番組で観た「秘めだるま」でした。

生まれつき障害のある小倉くめさんという方が
36歳で仕事を失い「障害者が生きる価値はあるのか?」と死を考え、
そんな時に障害児を抱えた母親が親子心中する事件が起きました。

それをうけて障害者問題を世に問う季刊誌“秘めだるま”を創刊し
以来35年間、たった一人で出版を続けたというお話でした。

これはもう、「あきらめてたまるか」という想いが
すごく伝わるものでした。

僕もだからやっぱり、あきらめたくありません。
あきらめてたまるか!

今日も来てくれてありがとうございます。秘めだるま、今度読んでみたいです。

19/04/10