徹夜あけ

少し前にTV番組で
三省堂書店神保町本店で働く
新井さんという女性が紹介されていました。

本を売るのが上手で、
出版・編集者や作家さんからも
支持をうけていて芥川賞などの発表と
ならべて「新井賞」なるものまで作ったのだとか。

これだけの話題性、売上をつくれる
彼女のことを書店の本部が放っておくはずもなく、
オファーを受けるのですが、それを断り、
売場に立ち続ける彼女の姿が印象的でした。

売場にたたないような仕事が増える立場にたたされる
おれ、もうすぐ40歳。

売場を縁の下で支える存在の魅力にも触れて
社会的な、歯車的な視点に触れることができた
この一年。

昨日は久しぶりに売場と向き合って
仕事をしていたら、気づいたら外は
薄明るくなっていました。

言葉が足りない僕みたいのは
現場にたってカタチを実際につくることで
それが言葉のかわりになったりする、
デザイナーってそういうところあると思うから、
僕には、そういうやり方が向いているんだと思いました。

ものをつくるとそこに説得力があるし、
チーム一人一人に伝えたいことも、
ものを一つつくることで、
多くの人にリーチすることができます。

今のお仕事の場合、それがお店だったり商品だったり、
コンテンツだったりします。
僕はそれをつくるのが大好きです。

1か0かじゃないので、どちらもうまくやっていくように
努めようと思うけれど、
40歳を目の前に、大きな方向性については
腹落ちできたような、
なんだか今日はスッキリした気分です。

今日はお家の中でいろいろものづくりしようかな。

今日も来てくれてありがとうございます。久しぶりの徹夜あけ。天気がいいけど、花粉を感じます。起きた時間が遅すぎてピー君の授業参観に行けなかった。。

18/02/17