2013年11月27日

伝え方の話をすると思い出すのが、アフリカ人に教わった太鼓の話です。もう10年も前の話になりますが、小金井公園で一人で太鼓の練習をするアフリカ人と出会って、その頃ドラムに熱があった僕は少し得意気にその場で太鼓を叩かせてもらいました。そしたらそのアフリカ人に「全然ダメ」って言われたんです。「本気じゃない」と。だから僕は思いっきり叩いたんです。すると「違う」と。本気っていうのは思いっきり叩くことでないことを教わりました。どこを叩けば響くのか、伝わるのか、それを自分で見つけて練習しなさい、と言われました。そして最後に「叩いて響かないものはない」と名言を残してくれたのです。
今日も来てくれてありがとうございます。だから響かないときは叩き方を変えてみるんです。

13/11/27