誰にあわせるのか?
デザインをするとき、
紙面の中で優先順位をつけて
伝えたいことを並べます。
有名なわかりやすい例でいうと、
パソコンのmacのパッケージは
ものすごくシンプルで
余計な説明はほぼなく、
リンゴのマークがあるだけです。
一方でwindowsのパッケージには
説明文などが記載されています。
国内のユーザー数で言ったら
windowsの方が圧倒的に多いです。
多くの人にとって
説明書きは必要であり、
余計なものを省いて
シンプルにすることは、
ある種玄人的というか
リテラシーが必要になります。
デザインをする身からすると
macへの憧れはありますが、
商業デザインにおいては、
windowsのように
説明や注意書きを必要とされます。
ましてや、テクノロジーが進化して
無人対応が多くなる中で、
老若男女、国内外の
多くの人が利用する
公共のサービスにおいては、
説明文が必要になるケースが多いです。
これはデザインだけの話でなく、
政治とかいろんな場面で、
誰にあわせるのか、
という話がどんどん加熱しています。
多様化、分断が進む中で、
リテラシーの高い人だけにあわせた
世界でいいのか?
便利になればなるほど、
便利についていけない人たちに
説明は必要だなと、
デザインという一仕事からも
考えさせられるのです。
そんな、世界の縮図を
永福町で感じてしまいました。
永福町といえば
「東京のナポリ」と呼ばれ、
デザイン会社が多くあったり
おしゃれな人たちが住んでいる
イメージがある街です。
永福町のおばさんは、
おそらく日頃から
自分に最適化された
洗練されたデザインに
囲まれているのでしょう。
お店のスタッフに対して、
店内のデザインについて、
クレームを入れている場面に
出くわしました。
まわりにはご高齢の方たちが
快適に店内を利用されていたのですが、
店内が少し凍りつきました。
ケースを変えれば、
僕も空気を読まずに、
思うことを口にして
現場を変えていくことがあるので、
この永福町のおばさんを
まったく否定しているわけではありません。
けれど、伝え方って大切だなと。
リテラシーがある方の方が、
よりいろんな配慮を心がける必要があるなと
AIとの会話からも感じます。
中年おじさんというのは、
年齢的にも、経験的にも、
わりと永福町のおばさんになりがちなので
自分自身、注意しようと思います。
今日も来てくれてありがとうございます。今週はいろんな人に出会えて刺激的な毎日でしたが、今日は職場の定休日なので、家でゆっくりしようと思います。
26/06/12
