本屋の新井

いやー、本当に出会いって
大切だなーとしみじみ。

仕事では初めましての人は
あまり減らないけれど、
プライベートではめっきり
減りました、出会いが。

そうなると、視野が狭くなるから
刺激がなくなって毎日がつまらなく
なっちゃうんだろうなと。

とはいえ、今年半年間は
みなリアルの場での出会いは
減っただろうから、
焦らなくてもいいや、と
また定期的に半分仕事のために
図書館に通うようにしています。

ジャケ借りならぬ
背表紙借りはけっこう
あたるもんだけど、
念のために「はじめに」と
「あとがき」と著者の経歴欄を
ぱらっと見ます。

仕事柄インテリア・暮らし系の本を一冊と
社会・思想的な本を一冊、
あとはサブカル的な本を一冊、
合計三冊がいつものルーチンです。

三冊目のサブカルのところで
たまーに小説を借りますが、
読む時間がないから
ちゃんとした長い小説は
読めていません。

で、今回は松岡正剛さんの本が
探そうとしたらすぐに視界に入ったので
「知の編集術」という本を借り、
それを軸にインテリアの本も
お仕事でお世話になっている
「ひよりごと」さんの本がスッと入ってきて
すぐに2冊決まりました。

面白そうな本が
テンポよく2冊手に入ったので、
こうなると3冊目は遊べます。

みうらじゅんさんは、
もうしばらくいいかとか、
小説は読む時間ないかなーとか、
知らない人の本を読んでみたいなとか、
思っていると、すごい主張してくる
背表紙を発見。

本屋の新井
新井見枝香

手にとってみて本をひらくと
冒頭から「鶯谷」やら「人工授精」やら
「カレー」の話やら、すごい
気になるワードがちりばめられて
著者の紹介欄をみると
「新井賞」の新井さんではないですか!

書店で売り場にたち、
めちゃめちゃ本を売る女性、として
とりあげられたテレビ番組のを
一度みて面白そうと思った人だ!

雨で電車通勤だった昨日、
あっという間に1冊読み終えちゃいました。

すごくサブカルっぽい視点だったけど、
僕の中でのTHE・女性的な文章でした。

僕の中のTHE・女性的な文章というのは、
魔女の宅急便に出てくる
絵描きのお姉さんのような
思ったことをスパッという、
それでいてやさしさを感じる文章のことを
そう言っています。

そんなにたくさん本を読んでいないながらも
一丁前に自分の中での自分の好む文章が
少しずつ持つことができたような気がします。

本屋の新井さんの本なので、
本との出会いのことも少し書かれています。

新井さんはバンドやられてたんですね!
なんか文章が詩っぽくてかっこいい。

テレビで観て感じた印象よりも
どんどん好きになっていきました。

ほんとであい、
未知との遭遇。
so good。

松岡正剛さんの本も読むのが楽しみです。

今日も来てくれてありがとうございます。久しぶりに、いや~本って、ホントっ出会いですね~。(続きます)

20/09/08