~お琴の発表会~

 

家の近所には
お琴の教室があるので
琴の音がよく聞こえてきます。

で、よくお世話になっている
おとなりのお家のおばあちゃんから
お琴の発表会があるから見に来て
っとお誘いをいただきました。

5/5のこどもの日にね。

おばあちゃんは三味線をやられているそうなのですが、
何もこどもの日におばあちゃんの発表会を、、
っと思っていたのですが、
小学生のお孫さんが主役の発表会でした。

その小学生のお姉ちゃんは
よくうちの子たちもお世話してもらっていて、
近所でも評判の女の子です。

なので近所のこどもたち、親たちもみんな
応援にかけつけていました。

演目の中で
こどもたちがステージにあがって
マルマルモリモリ♪を琴にあわせて歌う
というのがあるというので
我が家もはりきって会場へ向かったのですが、
リハーサルで出ました。

「こんなのつまらない」
「帰る」

慣れ親しんだ近所のお母さんたちも凍りつく言葉。

結局ステージにはあがらず
リハーサルを終了。

僕ら近所の家族以外は
みんなそこらのおじいちゃんおばあちゃんで
会場は埋め尽くされます。

「かわいいね」

と声をかけてくれる方が多かったですが
本番がはじまるとさすがお琴の発表会。
生唾を飲み込む音にも気をつかいます。

そんな中またもや

「つまんない」

会場が凍りつきます。
おじいちゃんたちの目がやさしくありません。

こどもの日だっていうのに
なんでこんなに叱らなきゃいけないのだろうってくらい
会場の外で叱りつけたのですが、
態度は改善されず。

それにみかねたのか近所のお姉ちゃんたちが
一緒に見ようって
最前列へ連れて行ってくれました。

そしたらさっきまでがウソのように
いい子。

花束も無事に渡して
いよいよこどもたちによるマルマルモリモリ。

「出たかったなぁ」

とPちゃん。
そんなPちゃんにさせてしまったのは
僕のせいだったのかもなぁ。

もっとこどもを信頼してあげればよかった。

こどもたちは
会場内で静かにしなきゃいけないっていうのは
本当はわかっている
ってことにも気づかされました。

こどもの日かぁ。
大人が勉強する日でもあるんだなぁ。

半分聞けてなかったようなものだけど、
お琴の演奏はすばらしかった。

琴の音色にはまってしまいそうになりました。

これに懲りず
今後もいろんなところへ足を運んでみようっと。

(続きます)

13/05/07