~ついてない日々の面白み~

 

むかしむかし、これから結婚をひかえていた僕は、
一緒に音楽をやっていた既婚の友人とこんな話をしていた。

僕 : 最近忙しそうだね?

友 : まあ、大変だわな。。

    仕事に家事に。。

僕 : 音楽は、、やれてない、、、か?

友 : けど、まあ、楽しいよ!

    ずーっと音楽だけやってきてさ、
    急に結婚して子供も産まれてさ、
    最初はやっぱり違和感はあったよ。
    音楽をやっていない自分ってさ。

僕 : ストレスとか溜まる?

友 : 溜まる人は溜まるかもね。

    けど、「こういうふうに生きる」って決めると、
    受け入れるっていうかな。

    そうすると別に。。

僕 : あ、なるほど。

    たしかにストレス溜めてるように見えない。
    楽しんでる感じするもん。

友 : だって楽しんだもんよ。

    毎日何かおこるわけよ。
    何もかも新鮮に。

    子供をあやしたりとか
    ハマルぞ~。

僕 : いや~、どうかな~。

    全然想像できない。。

友 : お前にもそうなって欲しい。
    というか、なるなお前は。

僕 : でもきっとその「時期」みたいなもの
    通り過ぎたらまた音楽やりそうだね。

友 : そりゃそうだろ。
    
    けど、戻らなくてもいいと思う。
    新しい音楽をやってるんだろうな~。

この会話は今でも鮮明に覚えていて、
それまで、音楽しか見えてなかった自分に
音楽と、それ以外のつきあい方というのを
すごく考えさせられた。

で、今の生活があるんだけど、
この学級をつくったりと、
別に音楽をやっていなくても楽しい。
心のスイッチ一つで、
楽しくなれる。

そんなことを思い出させてくれた、
「ついてない日々の面白み」という、
タイトルが目に飛び込んできた。
しかもよしもとばななさん。

すっかり図書館に行くのが
板についてきた僕。
僕が読みたそうな本が置かれている
コーナーもわかってきた。

本を探すのが楽しい。
本を読むのが楽しい。

この日記スタイルの文章が
ご飯たべながら読むのにちょうどいい。

一つ口に頬張ったら
1日分を読む間に
よくかむ。

これ健康によさそう。

今日の心踊るヒット賞。

「考えの消化に10年かかるので
 四十代のことは五十になったら書く」

でした。

いや~本って、ホントっ出会いですね~。

(続きます)

11/08/27