凹む

甘酸っぱい昔話をさせてもらうと
上京したときに僕には
ずっと追いかけていた女性がいて
高校二年生の夏から19歳の夏ごろまで
ずっと、その女性のことが好きでした。

結局、想いは実らず、
最後にアタックした朝方
めちゃくちゃ凹んで
帰宅した記憶があります。。

凹んで泣いて
この世の終わりかくらい
目の前が暗くなって
しばらくして
すっかり過去をひきずることなく
前を向いて視界がひろがり、
そのあとステキな出会いがたくさんあり
音楽仲間や、お仕事、
そして嫁ハンと出会い、
子供たちを授かり今の自分がいます。

あれから20年以上経って、
嫁ハンと一緒に初めて履歴書を
徹夜して書いたのがもう7年前くらいでしょうか。

ほぼ日のことを好きになって
随分たちますが、
これまで合計5回、
採用に応募してきました。

過去にはデザイナー×2回、
コンテンツ制作、
今年の春に応募したのは
商品企画で、初めて面接で
オフィスに行けた時は感動でした。

からの今回、新たな募集があったので
これが最後かなと応募してみたのですが、
残念な通知を昨晩いただきました。

今回が最後かなと思ったのと、
春のこともあったので、
淡い期待をして結果を待っていたので、
めちゃくちゃ凹みました。

ちょうど外は雨が降り出して、
雨が止むまで駅のまわりを
ぐるぐる歩いていました。

神泉の駅のまわりは住宅地で
ちょっと迷子みたいになって
今回もこの世の終わりか感が
少しありました。

そして今回も涙が出てきました。
けっこう時間をかけて帰宅すると、
家には嫁ハンと子どもたちが
まだ起きていて、
オリンピックを観ていました。

20歳のころに凹んだのとは
ちょっと違う感じで
凹んでばかりもいられない!
と少し思いましたが、
めちゃくちゃ凹まないと
次に進まない!!!
淡い期待をして
断ち切ることができない!と思い
お風呂でまた泣きました。

力不足。
力不足。
勘違い。
勘違い。
凹む。
凹む。

もっと魅力的な男になってやる!
と思う前に、もう少し
真剣に凹もうと思います。

今日も来てくれてありがとうございます。大人になると凹む経験が少なくなるっていうか、いろんな言い訳をつくってそんなに凹まないようにしてきてしまったのかも、と思いながら凹んでいます。自分探しって凹んだ先にあるのかもしれません。

24/08/01