先日、料理が得意なイケオジと
池尻のお店をはしごしたのですが、
屈折した考え方の僕は
料理が得意なイケオジに
変な質問をしました。
音楽における楽譜には
けっこう細かく指示が書かれていて
譜面のとおりに弾けば
ある程度のクオリティで
アウトプットすることができるけれど、
料理におけるレシピには
けっこう大雑把に書かれていて
レシピのとおりにつくっても
全然うまくいかないのはどうして?
料理には火の「加減」や
分量の「少々」など
その人によって捉え方が異なる
表現がたくさんあるのです。
AIと仲良しな僕は
これが全然理解できず。。
誰にとっての「加減」やねん!!
といつもその加減を見誤ってしまい
全然美味しくない料理になってしまいます。。
これはレシピに問題あるんじゃないか?
もしもAIにピアノを弾かせたら
楽譜通りにいい感じに曲を弾いてくれるだろうけど、
料理に関しては、レシピ通りにつくっても
美味しくつくれるのかしら?
そしたらイケオジは「たしかにね」
と言ってくれました。
そして、よく聴く話の味噌汁なんて、
本当に加減の究極だと思うけれど、
久々に実家に帰省したときに
飲んだみそ汁は、やっぱり
おふくろの味のみそ汁でした。
この味に他で出会ったことがない。
あれは何なのだろう。。
そして嫁ハンの味噌汁も同じく、
どんなところでいただく味噌汁も
嫁ハンの味にはならないのだ。
味噌と出汁だけの加減の問題でしょ?
奥深し、料理の世界。。。
さらに、レシピどおりにつくっても
美味しいっていう味覚は人それぞれで
まったく違ってくるのだから、
さあ大変。
音楽家が料理にハマるのも
なんとなくわかる気がします。
料理できないから味音痴と思いきや
実は好みはちゃんとある僕ですが、
自分が歳を重ねる分、当然
好きなお店の料理長も歳をとり
あの大好きな味を引き継いでほしい、
なんてことを思うこともあるわけです。
そんなときこそ、AIに任せればどう?
属人化せずに、レシピを細かくかいて
AIじゃなくても弟子にちゃんと
引き継いでくださいお願いします!
と思っても、これがなかなかうまくいかず。。
同じ暖簾のラーメン屋でさえも
厨房のあの人がいなくなると
まったく違う味になってしまう。。
不思議かな料理。。
そして面白いんだろうなきっと。
まだ僕は音楽を分かり切れていないので
料理に手を出せませんが、
いつか向き合ってみたいです。
今日も来てくれてありがとうございます。今の僕の美味しいは嫁ハンによってつくられています。本当においしい。子供たちはその美味しいをベースに育っているのだから、だからこそ若いうちはコンビニの味が濃いのとかに走る時もあるんだよなぁ。一人暮らししたときに感じるよ必ず、母親の味を。美味しいってそれだと思います。
24/05/19