昔よく一緒にセッションしていた
関西弁のおっちゃんに言われた
「いい人になったらあかん」
的なことばがずっと僕の心にあります。
数年たって
進撃の巨人という漫画の中で
アルミンというキャラクターのセリフ
「いい人=自分にとって都合のいい人」
的なことばが刺さりました。
この「都合のいい」っていうのが
引っかかって、ますます
いい人なんかになりたくないなと
思って30代を過ごしていました。
子供たちにとっては
やさしさやきびしさや
ダメな部分やいい部分含めて
父親でありたいし、
嫁ハンの前では
頼りになる、ならない、
役に立つ、たたない部分含めて
男でありたいし、
職場の中でもプライベートでも同じく
いい人である必要はないなと。
音楽セッションの場であれば
テンポやキーになるメロディー、
チューニングは大切だし、
仕事の場であれば
挨拶や御礼はもちろん、
ルールや空気みたいのは大切だし、
それを守るのは当たり前で
別に「いい人」ではない。
そう思ってたんですけど、
多様化って言葉はずるくて、
これまで多くの人が抱いていたはずの
当たり前的なルールや空気は
もう相手に求めてはダメなもので、
それを守ってくれる人のことを
「いい人」としないと
組織や集団の規律というか
曲を進行することはできないのかも
そう思うことがけっこう多いです。
都合のいい人というか、
許容できる人がいい人なのかしら。
なかなかむつかしいけれど、
それでいうとAIは
都合もいいし、許容もしてくれて
大したもんだと感心することが多いです。
今日も来てくれてありがとうございます。僕はすっかり、似た者同士の人間が集まる空間から疎遠になってしまったのかもしれません。。正月休みは難しいけれど、年が開けたら音楽イベントに遊びにいってこようかな。
23/12/26