月額数百円で音楽聴き放題、
映画も見放題、車も乗り放題、
健康をサポートするアプリや
自分の課題すらも分析できて
最適化されたサジェストで
自分中心の世界がまわる。
そんなにお金もちでなくても
物質的な豊かさを味わうことができる
今の世の中、これからの世の中を見るときに
注目されているキーワードが
「well being」と言われています。
自分に必要なものが
何でも、誰でも、手に入る時代に
生まれる僕たちにとって
「豊か」とは何なのか。
「豊かなライフスタイル」を
提案する企業が多い中、
僕のお仕事でもドンズバな
テーマでもあり、僕の中でも
広告のお仕事をしていたころも
音楽活動をしていたころも
ずっと向き合ってきたことでありました。
小学校のころに豊君という親友がいたし、
近所に豊先輩がいたことも
関係あるかもしれません。
豊かってなんだろうと
ずっと思って生きてきた
僕が考える豊かな状態。
それは無駄と思えることも
許容できる状態のことなのかなと
思っています。
混沌とした90年代後半に
雑誌で育った人間でもあるので、
雑誌の後ろの方の音楽紹介や
著名人のコラムがとくに好きでした。
その雑誌らしさ、が出る部分でもあったし、
本筋とまったく関係ないものもありました。
自分にない世界を見せてくれる
雑誌のコラム、
僕はその中に豊かさのヒントがあると思い、
今でもお仕事でそんなことをしています。
みうらじゅんさんは、もう豊という
名前に変えてほしいくらい豊かな人だなと思うし、
相変わらず雑誌のコラムっぽいことばっかり
言ってるなと思って憧れています。
何でもかんでもできた気になるし、
満たされた気になる今の時代に
誰も選ばないような仕事を
敢えて手をあげてやってみてもいいんじゃない。
この「いいんじゃない」マジックに
僕はずっと魅せられて、
これからもそれを活かした
お仕事、生き方をしていきたいなと思います。
多分これからの時代、
豊かさが求められるんだから、
子供たちにも言っていきたいと思います。
「いいんじゃない」と。
今日も来てくれてありがとうございます。人の話しを聞ける人はまず、豊君の見込みありだと思います。そう考えると子供は人の話を聞かずに盲目になることが多いから、若いうちから豊君でいられても困るかな。
22/12/30