主観を捨てる

「主観を持て」とか「独自で強い仕事」
みたいなキャッチーナ言葉が独り歩きして
置き去りにされる「客観」。

客観を知らずに主観を持てと言われても
失敗した事例をたくさん見てきました。

主観を持て、という言葉を観たら
「客観を超えて」を前に付け足した方が
いいと思います。

僕が昔お世話になったディレクターさんは
「主観を捨てて仕事をしなさい」と
今の風潮と真逆のことを言ってました。

そうしないと主観なんて生まれない、
客観を知らない主観なんて
捨ててしまえというものだったんだと
今になってわかるような気がします。

人間嫌いで活舌も悪い僕が
営業というお仕事をやるなんて
ひっくり返っても不向きですが、
クライアントに喜ばれ、
再指名されるなんてびっくりです。

変な主観を持っていたら
「やりたくありません」「向いていません」
「できません」と言ってことでしょう。

みうらじゅんさんのいう「プレイ」も
まさに「自分なくし」、
主観を捨てた演技です。

誰かになりきる、できる自分になりきる、
そういうのってお仕事だけじゃなく、
家庭でも、人生において
大切なことのように思います。

こんな考え方になれたのは
老いてきた証拠なのかな?

主観なんて油断したら
いつでも登場しますからね。

そのときに自然と
きれいな軌道を描く
主観をスイングできるように
客観をインストールしまくる。

一流のスポーツ選手や
アーティストみたい。

おじいちゃんになっても
生涯ずっと
主観を捨てなさい、と
自分に言い聞かせながら
素振りをしていきたいなと思いました。

今日も来てくれてありがとうございます。コロナワクチンの影響で体が重いけれど、熱はそんなに出てません。よかった。。

22/11/19