髪を切りました。
いつもの美容室で
ゆるゆるとお話をしながら。
「僕は絶対に管理職とか向いてない」
と美容師さん。
「僕も絶対に向いていないし」
と口に出せなかったけど、
今の僕を否定してしまうけど、
心の底ではそう思いました。
不向きなことはしないと言って
我が道を進んでいた20代。
つっぱねきれなかった30代の差で
今の僕と、美容師さんの間に、
いや20代のころに思い描いていた
自分との間に差があるんだと感じました。
正直、今の僕は
まったく僕の性格に向いていないことを
下手に頑張っている気がします。
なぜそう思うかというと、
嫁ハンからの僕への視線が
そう感じるからです。
変わることは楽しい、
変わることはすばらしい、
なんて口では言っているけれど、
嫁ハンから見たら、
僕はちっとも変わっていない。
数年前に嫁ハンに
実際に言われたことを
今でも鮮明に覚えています。
それよりも、もっと振り切ってみろよ、
もっと面白いことをやってみろよ、
そう言われているような気がします。
他にも、音楽をやっているとき、
先日の親父バンドフェスのときの
みんなの反応が、
今の僕の姿を心地よく否定してくれます。
とはいえ、もう40代になり、
子供たちもお金が必要な年ごろです。
借金もありますし、
やりたいことだけをやって生きていくには
もう30年くらい時間がかかります。
ただ、今の向いていない世界の中にも
もっと自分に向いていること、
というとおこがましいので
自分に不向きでないことを
仕事に活かす方法はあるのではないか、
そんなことを思えるようにもなってきました。
不向きかどうかは、
自分目線じゃなくて、
嫁ハンやまわりからの目線で判断したいので、
「相変わらずだね」って言われたとき、
そこに不向きじゃない自分がいるように思います。
散髪の話に戻ると、
「韓流アイドルみたいな髪型にしてください」
と伝えたのですが、
結局くせ毛でいつもの
少年アシベみたいな髪型になり
僕のイメチェンは失敗しました。
今日も来てくれてありがとうございます。43歳になりました。相変わらず目をギラギラさせています。
22/07/27