その気にさせる

「褒めると調子にのるから褒めない」と
友達が僕のことを言っているのを
こっそり聞いたことが
人生に3度もあります。

一回目は高校生のとき、
二回目は音楽にのめり込んでいたとき、
三回目は仕事をしているときでした。

しし座でナルシストでオレオレ的な
僕の態度がそう思わせていたのでしょうか。

勝手に思い込み、勘違いをしたからこそ、
行動できた経験がたくさんあることを
自覚しています。

でも大人になると、
僕の行動のまわりには容認してくれたり
サポートしてくれた人たちがいたことを
思い知らされます。

あの時、褒めてくれなくてありがとう、と
盗み聞きした友達たちに感謝です。

一方で「思わせぶりな態度はやめて」と
言われたことはないけれど、
周りの人に迷惑をかけることは
気を付けてきたつもりです。
が、どうだったんだろう。。

否定したりせずに
褒めることが多い自覚があるので
またお世辞ばかり言って、、
とは思われていたかもです。

とくに女の子からそういう話を
まったく聞いたことないから、
みんな、僕というわかりやすい人間をみて
思わせぶりだと思うことはなかったのでしょう。

子供が将来のことを話す年ごろになり、
背中を押してあげるひと言を
お風呂で求められました。

親になり、仕事でも部下ができた僕は
勝手な思い込みのもつパワーと、
褒める褒めないの見極めをしながら
相手に伝えなければいけません。

仕事でも学んだ、
なるべく主観で話さないように、
を思いだして、
我が家の家系図について
お話しました。

先祖さまには理系が得意の人が多かったり、
音楽が好きだった人もいたり。

その話をしてあげたら、
ちょっとその気になったのか、
ますます勉強に励むピー君と
ピアノの練習に向き合うタマちゃんの
姿がありました。

今日も来てくれてありがとうございます。僕はよく自分に思わせぶりな態度をして、自分をその気にさせます。呪文のように。

22/01/30