こぼれ落ちていくもの

僕が働くweb産業で感じるデジタル化は
今後すごい勢いで広がっていくのは
ほぼ間違いないと思います。

たまに市役所にいって面倒だなと
思って対応していた作業も
どんどん効率化されるだけでなく、
もっと本質的に、これまであったものが
なくなっていくスピードが加速します。

僕の働くweb産業でどういうことが
起きているかというと、
考えなくても作業が進みます。
それをうれしいと思う人もいれば
どうかと思う人もいます。

そして考えなくて済む部分は
どんどん人間の手から離れて
新しい仕事を探さないと
自分がコストになってしまいます。

データ化されて最適化された
社会の中でコストは課題です。

web産業の中でも「デザイン」
というお仕事をする立場として
すごく悩ましいジレンマを感じながら
お仕事をしています。

実際に、ヒアリングシートを
入力すれば好みのデザインが完成する
デザイナー不要の時代は
web産業の中において
もうすでに来ています。

そんな中で効率化の視点で
選ばれることのなくなった
「こぼれ落ちていくもの」
を僕は忘れたくない、
子供たちにも伝えていきたい
そう思うようになりました。

そんなわけで、これから
こぼれて落ちていくものたちを
メモとして残していこうと思います。

今日も来てくれてありがとうございます。こぼれ落ちていくもの、というか、昔から圏外にいるような存在の「みうらじゅん賞」の日次が発表されないので、心配です。

21/12/19