「善意」よりも「仕組み」

Good intentions don’t work but Mechanisms do
(「善意」よりも「仕組み」が確実)
amazonの社是みたいな有名な言葉です。

個人の裁量・責任にせずに、
誰にでもできるくらいまで仕組み化する方が
リスクが減るということだと解釈しています。

本人は良かれと思って一生懸命やったことが
組織にフィットせずに
行き過ぎた善意が
最悪な事態を招くことがあったり、
不協和音の使い方を間違えると
とんでもない演奏になってしまいます。

けど、善意でやってるから、
ズレに気づきにくいという。。

善意は都合が悪い、
仕組みは都合がいい、
という今の世の中を象徴する言葉だなと
思います。

これに付け加えるなら、
仕組み化するには善意が必要だと思います。
amazonみたいに優秀なトップがいる組織なら
善意がなくても成立するかもですが、
強力なリーダーがいない場合は
善意なり、なんらかのきっかけがないと
動かないと思います。

そのときに必要なのが
都合が悪い人たちで、
彼らをどうやって
都合のいいように導けるかが
リーダーに必要なことなのかなと思います。

人間味がなくなる?
なんて心配がたくさん聞こえてきそうですが、
うちの両親の世代の母親たちの多くは、
善意よりも仕組みの中で働き、
その中でも愛情を感じることができたし、
人間性を出してくれていたように
僕は思います。

というわけで次回は夫婦の話を。

今日も来てくれてありがとうございます。善意のある人の気分を損ねないように仕組み化にベクトルを向けるのってなかなか難しいなと日々実感します。

21/07/30