もとにもどる

体調が少しずつ回復していますが、
自分の中で完治したなと思えるのは
お酒を飲みたい、
飲めるようになったとき、
としています。

そういう視点でみると
まだ完治してません。

いつもなら、早く完治して
ビール飲みたい!と思うのですが、
今回は純粋にそうは思えません。

今回布団の中で感じたこと
思ったこと、考えたことが
あるからです。

体調が戻っても、
以前の生活に戻ることを
わーい、と喜んでばかりでは
いられない僕になりました。

生活を変えたい
と思っているからです。

世界的にワクチン接種が進んで、
どうやら世界はコロナ以前の
もとの世界にもどる
そんな方向で動いているような
テレビ番組を見ました。

このコロナウィルスのせいで
大変な思いをしている人にとっては、
もとにもどることは希望であり
切実な願いである人たちも多いと思います。

僕もよく、子供たちのことを思うと、
もとどおり友達と遊べるように、とか
部活ができるように、とか
いろいろ口にしています。

でも、親たちの心配以上に
子供たちの適応能力はすごいなと
感心させられることが多いです。

苦しい思いをした子供たちが
新しいアイデアやイノベーションを
起こす姿に、未来や希望を感じます。

田舎に帰ると落ち着く、
肩の力が抜ける、
と感じる人も多いと思います。

田舎でなくても、
毎日自宅に帰ってくれば
一日が終わることを感じるし
心が落ち着きます。

もちろん、もどってくる場所は
同じでも毎日ちょっとずつ
景色は違うものだと思います。

オリンピックでメダルが期待された
選手にとっては、オリンピックは
もどる場所なんだと思うけれど、
今回だけのことでなくて、
オリンピックの存在が今後、
もとにもどることって
ないのかもしれない。
そんなことを思いました。

東北大震災で家が流された話を
被災者の方から直接聴いたとき
悲しさを上回る
エネルギーみたいなものを感じて
未来を感じました。

もとにもどったらうれしいけれど、
もとにもどらなかったとしても、
うれしい未来はやってくる、
そう信じて、今日テストの
ピー君を送り出しました。

テスト頑張ってください。

今日も来てくれてありがとうございます。みんなそれぞれ、目の前のことをやるしかない。長く風邪をひいてしまった僕なんて、尚更そうです。

21/05/11