日本のデジタル史で
おそらく一番大きな事件は
2チャンネルの閉鎖の危機だったと思います。
これ、2001年のことだから
20年も前のことなんですね。
アクセス量増大によるサーバー不調で
閉鎖の危機に追い込まれた2チャンネルを
複数の見知らぬプログラマーたちが連携して
危機を救ったという事件です。
僕はこのことを随分あとに知りましたが、
そのときの記事を読み返すと、
今でも興奮してしまいます。
それぞれに好きなことがあり、
好きすぎるがうえに、
違法かもしれない技術で課題を突破する
勇士たちが集まると、
課題って解決できるんだなと。
多様化する中での企業の在り方、
チームワークの在り方すらも超越するような
事件だったのだと思います。
あれから二十年。
いつの間にか、公務員とかと同じくらいに
安定した職種のイメージがあるプログラマー。
震災よりも規模がでかく、
長い時間僕たちの課題になっている
コロナ危機の中で見えた
デジタル化の遅れに対して、
勇士が現れないかなー。
職場のシステム改修ですら1年規模だし、
クライアント様のリニューアル案件も
数ヶ月納期をいただくようなことで
対応している僕なんかじゃとても無理だけど、
落合陽一さん以上に
いい意味で狂気のある人たちが集まったら
何とかできるんじゃないのかなー。
なんて淡い期待をしてしまう。
飲食店や音楽関係の人たちで
すでに頑張ってる人たちもいると思います。
2チャンネルのときの危機をすくったのは、
自分の好きな場所を奪われるかもしれないという
究極の「自分ごと」感と「思い込み」が
あったのだと思います。
とりあえず
嘆いたり文句ばかりじゃなくて
提案、実装できるプログラミングで
僕のできることをしようと思います。
とりあえず、職場でもよく言うのは、
ググると大体見つかるよっていうことで、
回線がパンクしてしまうところに
電話する時間があるのなら
気になる記事を数ページ読んでみると
大体解決できることが多いです。
「公開する」っていうのは、
けっこう社会課題の解決になると思います。
今日も来てくれてありがとうございます。インターネット上にソースを載せてくれる技術者のみなさま、いつもありがとうございます。日報でもマネジメント的には助かる。趣味のことや毎日のことを日記で公開してくれる人たちもうれしいです。
21/04/25