大切をきずくもの

都内だけでなく、
新潟や静岡、山梨の山奥、
三浦半島、取手の海岸や
いろんなところを共にした
へなちょこサウンドシステム。

へなちょこながらも
いっちょ前に大きさはあるので、
子供が生まれてから
家の中に置いておくことが難しくなり、
友人の家などを転々としてきて、
直近は、職場の忘年会で使う用に
事務所の倉庫に置かせてもらっていた
スピーカーとアンプと三脚のセット。

事務所の整理で撤収することになり、
保管場所のあてがなくなったので、
ついに手放すことを決意しました。

友達の結婚式もこのシステムを使ったなぁ、
なんていろんな思い出が
走馬灯のようにフラッシュバックして
ちょっぴりセンチメンタルな
気持ちになりました。

音楽に触れる頻度は圧倒的に減ったけれど、
僕から音楽が奪われたら
僕は今のお仕事はできないし、
父親もできないです。

僕には音楽が必要です。
けれど、何年も野外イベントをしていない
僕にとってスピーカーたちを手放すことは
音楽を奪われることではありません。

それでも、こういうことがあると
奏でたくなるのが、音楽だと思います。

僕にとっての大切なものは
音楽だけれど、
人によって、その人を支えているものは
何かしらあると思います。

他人の大切なものは
大切にしてあげたいです。
そのときに大切なのは寛容的な気持ちと
大切をきずくことなんだと思います。

こういうことを考えるとき
僕はいつもこの曲を口ずさみたくなります。

最近、子供たちの大切なものが
少しずつ見える瞬間がうれしいです。

今日も来てくれてありがとうございます。ラジオで、前野健太とユザーンの声を聴いて
元気がでました。時間作って曲作ろう。

20/09/07