僕の好きな人たちは不真面目なことを
真面目に話します。
どうでもいいようなことも
真面目に話します。
みうらじゅんさんのマイブームや
井上陽水さんの傘がないとか。
そういう人たちに憧れや共感を
持って育ってきたから、
僕は真面目っていう言葉を
ちょっと変わった捉え方を
しているのかもしれません。
そんな僕にとって、
真面目は感染するものだと
思っています。
ずーーーーーーっと
アイドルの話をしてくる友人に
とりあえず耳を傾けてみて
最初は何を言っているんだと
思っていたのに気づくと
youtubeの再生回数を
増やしている一人になってたり。
誕生日にプレゼントをいただけば
僕も返したくなりますし。
真面目は感染するものだと、
確信しています。
*
不確定な情報が飛び交い
地に足のついていないような
日々が続く中で、
私たちが心のよりどころに
したくなるのは、
「真面目」なのじゃないかと。
これはいつの時代もそうなんだろうけど、
揚げ足取りみたいな意見ばかりの中で
目の前のことを真面目にする姿って
道端に生えている雑草のような、
そんなイメージがあるかも、と
久しぶりに自転車通勤をしながら
思いました。
そういうところに
目が行く人が多くなるんじゃないかなと。
そして、真面目は感染するのだと。
*
深夜帰宅するとNHKで
「太陽の子」という
ドラマをやっていました。
三浦春馬さんが出演されていて、
なんだかいろいろ胸があつくなった。
こういう作品にもしも自分が
お仕事で携わったら、いや、
観ているだけでも、
真面目になるなって思った。
それくらい、深刻な内容の
作品だと思いました。
*
僕はこんな見た目をしているので
真面目に思われないし、
そう思われてけっこう、
と思っています。
みうらじゅんさんや
三浦春馬さんに比べて
全然真面目じゃない。
けれど、ほぼ毎日
タイムカードを切るのは
一番最後です。
真面目に思われなくていいから、
真面目でありたい、最近は
そんなことを思いながら
タイムカードを切っています。
真面目になろうとすることって、
一番手っ取り早く
目の前の景色を変えることができる
方法なのかもしれません。
今日も来てくれてありがとうございます。雑草って、けっこうあるものなんですよね。都心のコンクリートジャングルの中にも。
20/08/20