Gateway

懐かしいな。
僕が初めてパソコンを買ったのは、
20歳の専門学生のとき、
パソコンの専門学校に通っていたので
先生と一緒に自作パソコンを
30万円くらいでつくりました。
高いですよね。。
3DのCGをつくったりする学校だったので、
グラフィックボードにこだわったりして
値がはりました。。

ハードはGatewayというメーカー。
全然勝手な思い込みですが、
僕は今日までずっと、
この「Gateway」の意味を
「逃げ道」だと思い込んてきました。

そう、先生に教えてもらって
「Gateway」がいいよって言われて
購入したのですが、
その先生が先生らしくない先生で、
面倒くさいことを嫌がる人だったので
なんとなくその先生の印象から
「Gateway = 逃げ道」
と勘違いしてしまいました。

僕の憧れる人たちはみな口をそろえて
逃げるが勝ち、というか
逃げることを良しとしています。

糸井重里さんも公共のメディアで
逃げることについて力説して、
「逃げティブ」なんて言葉をつくったくらい。

そのことを知ったのは30代になってからですが、
僕も小さいころから「逃げる」ことへの
憧れみたいなものをずっと抱いてきました。

ここではないどこかへ。

それは、僕が生まれた雪国に対して
ネガティブなイメージがあったこと、
中学生のころにいじめにあったこと、
弟の方がモテていたこと、
くせっ毛だったこと、
受験社会だったこと、
など、いろんなことから
逃げたかったことが
影響しているかもしれません。

以降、大人になっても僕は、
よくないことだけれど、
「まじめか!」と自分に突っ込んで
ずる休みしたり、
嘘をついたり、
目線をあわせなくなったり、
ネットエスケープしたりしてきました。

逃げた時の言い訳って、
けっこうクリエイティブだな
なんて思うようになったり。

覚悟みたいな勇気みたいのが
いりますからね、
逃げるのって。

だから、僕は子供に言いたいです。
というか言ってます。

嫌になったら頑張ってみて
それでもダメなら逃げろと。
というか、やばいニオイがしたら
逃げろと。

情報化社会の中で、
逃げるが勝ちは
超上等なスキルかもしれません。

どうか死なないで。

20年越しに気づく間違いだって
あるんですから。

時間軸の中でしか語れないことは
たくさんある。

ジョンレノンが、
カートコバーンが、
ジミヘンドリックスが
今生きてたら
どんな生き方をしていたか、
実にもったいない。

おじいちゃんになった
細野晴臣さんを見てくださいな!
なんて素敵な音楽を奏でてるんだ!

本当に、逃げきってほしいです。
僕も逃げ切ります。

自分らしさってある意味
逃げ方なんじゃないかろうか。
多様性っていうのも
逃げ方のことなんじゃないだろうか。

ググればもっと世界は広がるから。
二次元の世界でもいいから、
どうか長生きして
たくさんアーカイブを残してください。

僕も自分が90歳になったときに
どんなおはようを言っているのか
自分ですごく興味があります。

だから、長生きしよう。

今日も来てくれてありがとうございます。健康に意識してみるのも楽しいものです。昨日は散髪に行き、健康診断の話で盛り上がりました。新築一戸建ての家に子供たちに留守番させ、嫁ハンは仕事に行っている間にカット5000円もする美容室に行き、健康診断の話で美容師さんと盛り上がる。こんなこと20歳のころの僕には想像もできませんでしたから。

20/07/19