ルート66

昔の車の旅は今とは全然違ってた。
高速のように
道は地形を切り裂くのではなくて、
昔は地形に沿って道は作られていた。
登ったり、下ったり、曲がったり。
車は楽しみにいくために
走っていたのではなくて、
楽しみながら走っていた。

映画カーズを観ました。

随分前にも観たことはあるけれど、
なんだか今観ると沁みるなぁ。

これからの新しい世界って、
ルート66みたいな道で
作っていくんじゃないかな。

そのことを何十年も前から
ユートピア的に訴えている
文化作品はあるし、
それを信じて生きている人たちも
僕のまわりにもたくさんいます。

アースデーとかに出てる友達とか、
地方で人のぬくもりの中で
暮らしている友人とか。
多様化だ、なんて言っていたけれど、
これからは、ルート66がそれぞれの
メインストリートに
なっていくんだろうなと。

そうるすと、これまでユートピアと
されていた世界が現実になったときに
どんな新しい文化が生まれてくるのか。
都市の中にいながら
片足をルート66に突っ込んできたような
ライフスタイルを送っている僕にとって
それはとても興味があります。

インターネットがどんどん発達して、
可能性が広がる中で
新しいルート66が
たくさん生まれることに
わくわくしています。

今日も来てくれてありがとうございます。文化作品をつくる環境に対する危機感を警鐘する声がたくさん出ていますが、これまでの基準でみたときにクオリティが低くなったとしても、新しい文化作品の道も切り開かれていくと思います。

20/05/24